16*あまりいい趣味ではないね
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刀にテンションが上がり、腰のベルトにさして持ち歩いていたのだ。
気分は侍。
ただ二メートルは普通に動きずらい。
細い所は特に。
「これは、自分の愛刀、名前を一護と言う。平たく言うと自分の武器だ。」
漢《おとこ》の浪漫、刀を自慢気に紹介する。
「ほぅ、これが伝説の……これを使うと言う事は、今回の戦いにお前は本気で臨むと言うことだな。」
いやいやいや、何を勘違いしてんのか。
本気もなにも、昨日初めて存在知ったんだよ。
「死にたくないからね。」
でもめんどいのでそのままでいいや。
「そうか……こんな事に巻き込んですまなかっな。」だいぶこの前のは反省してるようだ。
関心関心。
「乗り掛かった船さ、気にするな。そんな事よりも、お前も気をつけろよ。」
これは戦争だ、だからエリザとていつ死ぬかわからん。
「大丈夫だ、私は飛竜に乗って戦況を見ながら魔石で指示を出す。魔獣が出て来ない限り死なん。では、昼頃にはここを発つから準備しとけよ。」
そう言って席を立つエリザ。
しかし、話しの最中、最後まで目は合わせてくれなかったな…
そしてエリザが扉をくぐろうとした時、自分はふと閃いた。
「まて、エリザ。」
「ん?なんだ?」
「ちょい付き合え、実験したい事がある。」
*********エ☆
とりあえず昼過ぎ。
自分は飛竜部隊を所定の位置まで移動させ、そのまま裏から透明になって城の中まで潜入したのですが……
「なんか嫌な空気。」
みんなぴりぴりしている、当たり前だけど。
と、そんな事はどうでも良い、問題は。
「…どうやって騒ぎを起こそうか。」
これである。
街の中心にある城で何かしらの騒ぎを起こせというミッションなのだが、いかんせん何をしたら良いか……
王様掠うか?
いやいや、それはまずいな。
もしかしたら王様も被害者かもしれんし。
だいたいこーゆーのは武器庫を爆発させればミッションコンプリートな気もするが、なにせ爆弾が無い。
というかこの世界では戦争で火薬を使うという発想が無いらしい。
ぶっちゃけだいたいが魔法を使うとか。
だから武器庫襲撃しても魔法使える兵士がいる限りあまり効果が無い。
と、考えながらうろうろしていると、いつのまにか庭に出ていた。
いくつかお花も咲いているが、やはり戦争中なので周りの兵士も雰囲気が険しい。
顔は兜でわからんが。
そして、そろそろ時間的にヤバイと感じ初めた所で、どこからともなく
「ギャァァァァス!!」
雄叫びが聞こえた、うるせー。
これは多分飛竜だな、朝飯ん時も叫んでたのを聞いたから間違いない。
………ん?飛竜?
この声の大きさ
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