閑話その二「今日のレイくん!」
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ないことを思い出した僕はリアスちゃんの部屋に向かった。
リアスちゃんは椅子に座ってなにやら難しそうなご本を読んでいた。その場で自分の胸に手を突っ込み駒を抜き取る。
目に見えて気落ちしたリアスちゃんが懇願するようにな目で見つめてきた。
「どうしてもダメなの? このまま私の眷属になってくれない?」
「だーめ。もともとライザーくんとの戦いの間だけっていう約束だったし、ゲームも味わえて満足したからね。例外はなしですー」
「そう……、残念ね」
渋々といった様子で受け取るリアスちゃん。なんだか可哀想に見えてきたので、優しい僕は飴をあげることにした。もちろん、取り出したのは大のお気に入りであるチュッパチャップスだ。
「これでも食べて元気出して、はい」
「え? ちょ――むぐっ!?」
リアスちゃんのお口にズボッと突き刺す。ちなみにお味は最新作の北京ダック味だ。
「ということだから、じゃあね〜」
「ちょっと! 待ちなさい、レイっ」
リアスちゃんの言葉を背にその場を去る。二階の窓を突き破って。自分の家なので問題なしです!
「もう、相変わらず勝手何なんだから……。……意外といけるわね、これ」
気に入ってもらえたなら何よりです。
† † †
「じゃあ、お願いするよ」
「あいさー」
木場くんの申し出により、再び模擬戦をすることに。今度は実戦形式でやりたいとのことなので、人気のないところに空間跳躍する。
「ここは?」
「ここはねー。……判んなーい」
跳躍した場所は人気のない山の中。丁度、開けた空間に出た。
適当に見繕った場所だからねー。冥界のどこかというのは分かるけど。
「わかんないって……」
「まあ、いいじゃん。それより早くやーろーうーよー」
ジタバタする僕に苦笑した木場くんが、その手に魔剣を出現させた。
「おー、それが?」
「うん、僕の神器だよ。名は『魔剣創造』(ソード・バース)」
へー、これがねぇ。話には聞いていたけど、こうして直接お目にするのは初めてだね。聞いたところでは魔剣以外にも普通の剣を作れるようだけど。
「どんな魔剣が作れるの?」
「大抵のものなら作れるかな。これは雷鳴剣といって雷を宿した剣だよ」
「ふーん。じゃあ、僕も魔剣を作ろっと」
目には目を歯には歯を、魔剣には魔剣を、っとね!
創り出した魔剣は僕の記憶上の中でも
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