暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
5話:猫とじゃれるは俺と幼なじみと金髪少女
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』じゃダメなんだ」
「え?」
「そのやりたいことを、ただ「やる」んじゃなく、それを最後まで「やり抜く」という『覚悟』だ」
「やり抜く…かぁ…」
それを聞いたなのはは空を見上げた。そして次に顔を戻し、こちらを見てきた時には、なのはの顔はいい笑顔になっていた。
「ありがとう、士君」
「どういたしまして。それじゃ戻るぞ。アイツらが心配してるだろうから」
「うん!」
俺がそう言ってすずかの家の方へ体を向けると、さっきまで弱々しかったのとは打って変わって、うれしそうな声が後ろから聞こえてきた。
するとすぐに俺の腕に温かい感触が感じられる。見ると、そこには俺の腕にしがみついてるなのはがいた。
「おい、なのは…」
「すずかちゃんのお家まででいいから…。いいでしょ?」
「…わかったよ」
「ありがと、士君♪」
俺はそれを無理矢理振りほどくことはせず、そのまますずかの家の方へと歩いていった。
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