暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
5話:猫とじゃれるは俺と幼なじみと金髪少女
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、発動。音声のすぐ後にホログラム状のカードが数枚前に現れる。見た目あんま変わってないように見えるが……
〈 Dimension slash 〉
「はぁぁぁ、はぁっ!」
俺はホログラム状のカードを走り抜け、ライドブッカーを振り抜く。そのライドブッカーは、カードを通過したことにより刃の部分にマゼンダ色のエネルギーを溜め、威力を上げている。
横に一閃し、子猫は光り輝きながらみるみるその影を小さくしていき、最後には横に転がっている元のサイズの子猫と、その上に浮かぶジュエルシードが残っていた。
「ふ〜、これで成功か」
〈 Yes master 〉
ジュエルシードを拾い上げ、なのは達が戦っているであろう方向に向いた。そこにはデバイス同士を向けた二人がいた。
「……………」
「…ジュエルシードの封印。あなたも魔導士、ですか……」
「まぁ、そんなとこ―――」
「ジュエルシードを渡してください」
「―――ってうぉ!?」
デバイスを向けるなのはをよそに、俺の後ろに回り込んでデバイスを振り下ろす少女。俺は素早く反応し、ライドブッカーで防ぐ。
「ディケイドさん!」
「こっちは大丈夫だ!嬢ちゃんは!?」
「私は無事です!」
それは良かった、といい少女をデバイスごと弾く。
「くっ……」
「君もこいつを狙ってる。それでいいな」
「………」
俺の質問に黙りの少女。黒いマントに黒のバリアジャケット。だが、その目は人を襲う、という目には見えない。何となくだが、どこか悲しい目だ。
そこで思考が停止する。次の瞬間、少女がデバイスを鎌の状態で襲ってきた。
「襲わずとも、目的を言ってくれれば渡せるかもしれねぇんだが」
「…おそらく言っても、無駄です」
「なんだそれ」
今度は少女が俺を押しのけるように弾くと、デバイスを振りかざす。
〈 Arc saber 〉
「くっ、はぁあ!」
振り下ろされ発射された魔力の刃を、俺はライドブッカーで一瞬受けるが、すぐに振り抜き魔力刃を弾く。
そしてもう一度お互いの武器を構え直す。
「「………」」
無言のまま、向かい合う俺と少女。
[(これじゃ拉致があかないな)トリス、ジュエルシードを]
[よろしいのですか?]
[よろしいも何も、そうしないと事態が収束しないだろ]
念話でトリスにいい、ジュエルシードを取り出す。受け取った俺は、それを少女に向かって放る。
「っ!?」
「なっ!?」
それを見たユーノは声を詰まらせ、少女も突然のことに慌てたようすで受け取る。
「これでいいんだろ」
「…何が狙いですか?」
「あぁ?別に狙いなんかねぇよ」
「………」
あの目だと、信じてくれていないようだ。まぁそんな簡単に信じ
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