暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
5話:猫とじゃれるは俺と幼なじみと金髪少女
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「よし、行くぞ」
私、高町なのはは、現在ジュエルシードによっておそらく願いが叶えられたすずかちゃんの子猫を発見しました。その叶えられた願いとは―――
「多分、あの猫の大きくなりたいって思いが、正しく叶えられたんじゃないかな…」
「大きくなりたいって、確かに大きくなってるけど…」
すずかちゃんの子猫は、すずかちゃんのお庭の木より、少し高いぐらいに大きくなってました。ただ…姿はそのままで……
「だけど、このままじゃ危険だから元に戻さないと」
「そうだね。さすがにあのサイズだと、すずかちゃんも困っちゃうだろうし」
その会話中に目の前を歩く巨大化した子猫。襲ってくる様子もなければ、その場から離れるそぶりも見せない。
「それじゃあ、ささっと封印を…。レイジングハート!」
私のデバイス、レイジングハートを起動させようとした、その瞬間。私の後ろから黄色の閃光が飛び出し、巨大化した子猫に命中した。命中した子猫は、悲鳴をあげながら少しよろける。
すぐに振り向くと、その先の電柱の上に、黒いマントを羽織った金髪の女の子が立っていた。
「バルディッシュ。フォトンランサー、連撃」
〈 Photon lancer・Full auto fire 〉
女の子の声に反応して、女の子が持っていた杖から男の人の音声が流れ、さっきの閃光が連続で発射される。
「あっ!?」
〈 ATACK RIDE・BLAST! 〉
私の声と同時に、またも別の音声が響く。それは魔法と関わり始めてから度々聞くもの。そしてその音声が聞こえた方向から、銃声が森の中に響き渡る。
「おいおい。かわいい女の子が、巨大化したとはいえ子猫に躊躇なく攻撃するなんて。この世の中はほんとどうかしてるぜ、全く」
私が子猫の方を向くと、その足下に例のあの人が銃を構えてぼやいていた。
「なのは、僕達も!」
「あっ、うん!レイジングハート、お願い!」
〈 Stand by, Ready. Set up 〉
ユーノ君の言葉に私はうなずき、レイジングハートを起動させバリアジャケットを展開する。
「たく、ほんとどうなってんだ。この世界は」
俺が到着した時には、なのはとユーノ、そして金髪の女の子がいた。しかもその女の子は突如子猫に向かって魔法らしきものをぶっ放してきた。さすがに見過ごせないと、ライドブッカーで防いだ。
それでも尚、魔法を放ってくる少女。いつもの格好になったなのはも、子猫の上に立ち魔法を防ぐ。
「魔導士…しかも二人…」
少女が小さくそうつぶやくと、魔法の着弾点を子猫の足下に変更し、子猫を倒し
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