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転生者とマテ娘と日常?
犯罪と違法な魔導師
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わせると、向かってくる魔力弾を全て叩き伏せた。


「中々面白いですね、少しは楽しめそうです。」
「随分良い趣味してんな?その年でロリコンは不味いんじゃねぇ?」
「何を言いますか!汚れなき美しき肢体、甘い香り、何れを取っても最高じゃないですか!」


変態染みた笑みを浮かべるアレッサに恐怖を覚える。コイツはオープン通り越したカミングアウトし過ぎだ。
速攻で終わらせようと俺は踏み込み、槍を突き出す。しかし槍は、ガキンと鈍い音をたてて防壁に阻まれた。


「っ…かてぇ…」
「えぇ、私の本領は防御にあります。ですが……」


刹那、腹に鈍い衝撃が走る。膝で体をかちあげられた後、思いきり蹴り飛ばされた。
腹の中が掻き回される感覚に吐き気を催すが、歯を食い縛り何とか耐える。アレッサを睨んでいると、心配した少女が俺に駆け寄ってきた。


「に、にげようよ!殺されちゃうよ!」
「逃げてぇなら…一人で勝手に逃げな。」
「わ、私は足が…一人じゃむり…」


泣き言を吐く少女に治療魔法をかけ、転移魔法で脱出させる準備をする。


「ほら、外までは送ってやる。後は知らねぇよ。」
「ま、待って……」


何か言おうとするが、記憶を操作した後結界の外に転移させる。アレッサはその間、なにも仕掛けては来なかった。


「良いのか?お前の獲物逃がしちまったぜ?」
「ええ…残念ですが、今は貴方に興味があります。」


アレッサは足に着けた装甲型デバイスを撫でながら笑みを浮かべる。


「近距離戦は久し振りなので、心踊りますねぇ。」
「防御特化近距離魔導師とか…勘弁してほしいな。」


俺はバルディオンにカードリッジをロードする。余剰魔力を排出させると同時にアレッサに向かって走って行く。カードリッジで出力を上げ、槍に纏わせる魔力を濃密にする。


「っ…はぁぁぁぁぁ!」


気合いと共に防壁に槍を突きつける。またもやガキンという音と共に阻まれるが、力一杯押し防壁を削っていく。障壁には徐々にヒビが入っていったが、態と力を緩め次に備える。。

「ほぅ、中々の威力ですね。少し胆が冷えまし…」
「光龍槍!」


アレッサの台詞を遮るように、俺は槍を引き同じ場所に突き出す。今度は防壁貫通重視の光龍槍も着けてやる。
すると今度は障壁が音をたてて割れ、アレッサに光龍槍がヒットした。


「はぁ…はぁ…神経使うぜ…」


吹き飛んでいったアレッサに毒づきながらも、警戒は解かない。


「…驚きました。まさかこのように破壊してくるとは…」
「固い物にはそれなりの刃の通し方があんだよ。」
「ふふふ…ああ楽しい!とても!とても楽しいですよ!最高の愉悦!最高の殺しになりそうだ!」
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