第10話〜紅の殺戮者〜
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・こんな時間か」
俺は宿にかえ・・・・・ろうとして、足を止めた。
「メール?誰からだ?」
俺は不審に思いながら先ほど届いたメールを開く。
「キリト?いきなりどうしたんだ?」
メールの相手はキリトだった。ちなみに内容はこうだ。
「ライトへ
先ず、いきなりですまない。
さて、本題だけど・・・・・。
最近見かける殺人鬼のことについて知ってるか?
そのことについて今日会議があった・・・・・。
それで・・・・・・・・・・そいつを討伐することになった。
実施日は明日だ。
ライトも参加してくれないか?
詳しいことは明日血盟騎士団の本部でだそうだ。
ちなみにそいつは55層のツーベルクに午後1時に現れると予想されている。
俺は・・・・・・知ってるから。
キリト」
「これは・・・・・・。もしかして俺のことか?」
そう悟った俺が最初に考えたのは・・・・・・・どうやって自分の顔を隠そうだった。
次の日。
一晩中考えた末、俺は指示された場所に行くことにした。なぜなら、そこには攻略組のプレイヤーが
集まるはずだからだ。そいつらを殺せば何の問題もなくポイントをゲットできるからだ。
万が一、キリトが嘘をついていたとしても、キリト自身はくるはずだからなんの問題もない。
「さて、出かけるか」
12時45分。俺は家を出て55層へ向かった。
時刻は12時54分。俺はツーベルクと呼ばれる街に来ていた。
「誰もいねぇ・・・・・」
今この街には誰もいなかった・・・・・。いや、正確には誰も外に出ていなかったが正しいだろう。
ここに殺人鬼・・・・もとい俺が来るのを攻略組メンバーから警告されていたのだろう。
そう思いながら突っ立ってるとガシャガシャという音が聞こえてきた。
「お前が例の殺人鬼か!」
そう叫んできたのは今回の俺討伐作戦のメンバーの最前線にいた奴だった。
「・・・・そうだとしたら?」
俺は口元を二ィーっと釣り上げて笑いながら言う。
「・・・・・はっきりとしないか?」
そう言ってきたのは・・・・・・・キリトだった。
「・・・・黒の剣士か。そうだな、はっきりさせてやるよ。俺だよ!殺人鬼は俺のことだよ!!」
俺は半ば発狂的に叫ぶ。
「あなたを殺してもよいという許可が出ています」
・・・・・アスナまで来てたのか。
「だったらなんだよ!逃がしてでもくれるのか?」
するとアスナはキリトの方を向き何かわかった的な顔をしていた。
「俺たちはお前のことを知
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ