第1話:1周目
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...ならいいけど.......」
また二人で話しながら歩く
なんかこの感じ、デジャヴュというかなんというか............なんだろ?
あ、思い出した思い出した
この前見たあの夢だ............
あの時と同じ様な感覚がする
「どうしたの?翔くん、何か考え事?」
ゆかが聞く
「え?いや、何でもないから気にしないで」
「翔くん?私怒るよ?翔くんが何か悩んでるのは一目瞭然!早く話して」
これは.........言い逃れできなそうだな.........
「実は......」
僕はゆかにこの前の夢を話した
その夢を見て何だかゆかがどこかに行ってしまうような気がして心配になった、ということも
「翔くん.........大丈夫だよ!だって私、翔くんの事好きだもん。だから、私が離れる事はきっと........いや、絶対ないよ!」
ゆかは言った後に青になった歩行者用の信号の横断歩道にちょこちょこっと小走りをしてこちらに振り向き、続けた
「だから、翔くん。安心して 大s
"大好き"そう言おうとしたであろうゆかは消えた
いや、正確には消された
信号無視をしたトラックによって
「え..........?ゆか!ゆか!!」
トラックに跳ね飛ばされたゆかの元へ駆け寄る
身体を揺さぶるが起きる気配がない
手が血で汚れる
生臭い血の臭いが鼻をつく
周りでは人が騒いでいるが、全く聞こえない
「絶対離れないって言ったばっかじゃないか.......どうして........ゆか............」
さっきまで笑っていたゆかの顔が頭に浮かぶ
『翔く〜ん!!』
脳裏では、ゆかが笑顔でこちらに手を振っていた
「ゆか............ゆか...........」
目の前が段々と暗くなっていく.........
《ぴぴぴぴぴぴ》
目覚まし時計の音が鳴り響く
「..........夢オチかよ」
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