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無限の赤龍帝
アーシアが大変な事になりました
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必要かも知れないし、あんな雑魚は何時でも殺せる。

「しかし…………どうなってんだ、これ? まあ、いいや。取りあえずは教会だな」

現世に戻った俺は違和感を覚えながらも教会へと向かった。



 教会では堂々と正面突破をかける。それも眷属を呼ばずにだ。迫り来る神父を問答無用で殺して進んで行く。地下へと進むと慣れ親しんだ生臭い匂いと悲鳴が聞こえてくる。

「いやぁ…………もう…………止めてください…………ゆっ、ゆるしてください…………あひぃいいいいぃっ!」

「いい感じに壊れて来たわね。なら、聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)を渡しなさい。まったく、予定が狂わなければこんな面倒な事をしなくて済んだのだけど…………これはこれで楽しいわね」

地下に降りた俺が目にしたのは無数の神父達に犯されて、全身白濁塗れで絶望に染まった瞳をするアーシアだった。そして、それを楽しそうに見ながら、アーシアの胸に手を突き入れていれて聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)を引き抜いたレイナーレだ。どうやら、これが簡易儀式のようだ。

「ハロー」

「「っ!?」」

全員がこっちを見る。俺は適当にむしり取った黒い羽を見せてやる。

「あの三人がやられたの…………でも、残念ね。もうこれは私のモノよ!」

誇らしげに聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)を掲げるレイナーレ。それを無視して無残な姿になっているアーシアを見る。すると、アーシアはこちらに手を伸ばして来る。

「だっ、誰か…………たっ、助けて…………ください…………」

虚ろな瞳で懇願するアーシア。

「なに、この汚れた女が欲しいの? 神父共の褒美にくれてやろうと思ってたのだけど、別にいいわよ? まあ、数時間も犯されてガバガバでしょうけどね! アハハハハハハハハハハっ!!!」

数時間…………時間が違うのか。多分、あの結界が原因か…………時間稼ぎには最適だな。しかし、油断した。アーシアがこうなったのも俺のせいだし、予定には無かったが助けるか。今なら恩も売れて簡単に堕とせるだろう。

「アーシアっていったけ、それじゃあそれを貰おうか」

「ほら、あげるわ」

レイナーレは俺にアーシアを投げ渡して来たので、俺は汚いのを我慢してアーシアをお姫様抱っこで受け止めて見下ろす。

「俺は悪魔だ。助けて欲しいか?」

「おっ、お願い…………します…………助けて…………」

「契約成立だ」

俺はアーシアを壁にもたれかからせて上着をかけてやる。そして、少し本気を出す。

「ドライグ、オーフィス。行くぞ」

『おうよ!』

『我の力、好きに使う』

俺の両手には瞬時に黒と赤い篭手が取り付けられる。ただそれだけで膨大な魔力と気が辺り一帯に撒き
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