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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第28話:居なくなって初めて解る身内の大切さ…
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カ…

「のうリュカ…確かにお前の言う通り、その猫は全てを目撃していたと思う…じゃが、聞き出せないのじゃから意味がない事じゃろう?」
「そんな事ないよ…僕は動物の言葉が解るからね。今もミーちゃんが教えてくれたよ…“僕に似た顔だけど、目つきが怖い魔族が来て、お城のみんなを消しちゃった”って言ってるよ!」

「ほ、本当に動物の言葉が解るの…?」
折角協力してくれているリュカに失礼な質問だろう…
でも聞き返してしまう事でもある!

「………別に信じなくても良いけどね。でもミーちゃんは“魔族達は一旦デスパレスに帰るって言ってた”って言ってるよ。勿論シカトしても良いけどね」
「ううん、ごめんなさい。リュカの事を疑ってなんかいないわ! リュカを信じて私は行動する!」

「そうですな…実際この世界には南の方に、デスパレスと言う魔族の城があると聞いた事があります。異時代から来たリュカに、その情報があるとは思えません…」
「そうですねブライ殿。しかし我らとてデスパレスの正確な位置は知りません…どうでしょうか、南の方と言う事で取り敢えずはミントスに船で乗り付けると言うのは?」

「うむ…そうじゃなぁ、良い案じゃと思う。ミントスにて情報を集めるとしよう!」
さっきまで絶望していたのに、リュカの推理のお陰でドンドン話が進んで行く。
うん。嘆くのは私に似合わない…取り敢えず行動あるのみよね!

アリーナSIDE END



(サントハイム)

家族や知人を一片に失ったアリーナ達…
しかし異時代人のリュカがアドバイスを与えた事により、大きく心に活力を取り戻す。
大切な人々を助けるという使命を胸に…

此処からアリーナ達の壮大なる旅が始まったのだ。



若干一名がお気楽な気分のままだけども…



第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険 完




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