悪魔と友人とリハビリと
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っているような気がした。
「完っ全に私達蚊帳の外ね…」
「仕方無いよ、なのはちゃんのリハビリなんだから。」
月村って可愛いよな…等と思っているとシュテルに睨まれた。本当に思考を読まないでほしい。
「っ!150!」
目標回数と共に高町が大きな声で叫ぶ。すると空き缶は俺目掛けて飛んできた。俺はそれを打ち上げると、高町に向けて指示を飛ばす。
「高町!集束!」
「うん!」
高町は人差し指で空き缶に狙いを着けると、辺りの魔力を少しずつ集束させていく。それは一つの球体になったあと、光線になって空き缶を貫いた。
「うし。集束も問題なし…休憩挟んで防御と飛行だな。」
「ちょ…ちょっと厳しいの…」
「こんくらいでヘバんなよ。もう少しで復帰なんだからよ。」
「文句を言うなら一人でしてください。」
「にゃ!?シュテルちゃん酷いよー!」
「はいはい、じゃれてないで休憩しろ。」
シュークリームの箱を開けると、直ぐ様シュテルが一つを取る。素早く一口食べると、ふにゃりと顔が緩んだ。うん、可愛いな。
「…凄く美味しいの!でも…女として負けてる気がする…」
高町もシュークリームを食べては落ち込んでいる。美味いもの食ってる時は笑いながら食えば良いのに…。
月村とバニングスも食べて、顔を緩ませる。やっぱりリラックスは必要だな。
「本当に美味しいわね…あの時あんな事を言った私が馬鹿だったわ。」
「ま、俺も翠屋の娘にシュークリームはどうかと思ったけど…」
「アキラが暴走したのが悪いんですよ。」
「シュテルちゃん…暁くんいったい幾つ作ったの…?」
「200程ですね。」
シュテルの言葉に全員が俺を見る。…視線が痛いぜ。
「…これなら暁くんも翠屋で働けるかな…」
「ナノハ、アキラは私から離れないと誓ってくれました。」
何やら口論が起きてるが気にしない。今日もシュークリームが美味いなぁ。
「ではナノハ。次は防御のリハビリです。」
シュテルがパイロシューターを展開する。高町はレイジングハートを手に取ると、魔力弾の軌道をしっかりと見て行動を予測していた。
「私のパイロシューター、全力で撃つので防御してください。手を抜くと怪我をしますよ?」
「うん!どんどん来て!」
辺りを飛び交う魔力弾が接触する瞬間にプロテクションを放つ。強度も構成も問題は無いな。
その後数時間、シュテル達のリハビリは続いた。高町…落ちる前より強くなってそうだな。シュテルも驚いてたし。
「では、本日はこれで終わりです。防御のリハビリもこれで完璧ですね。」
「やっとここまで戻ってきたの…」
「御疲れさん。」
疲労の色
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