機動戦士ガンダムSEED
0171話
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が離れると何かに気が付いたかのように顔を赤くするマリュー。
「わ、私、つい……その、急にこんな事してご免なさい。その、そういうつもりじゃなかったのよ? 雰囲気に流されたと言うか」
慌てて言い訳をするマリューの様子に思わず笑みを浮かべ、再びその唇を塞ぐ。
「んっ!」
そしてそのまま艦長室にあるベッドへとマリューを押し倒すのだった。
翌日、目が覚めると俺はマリューと共に一糸纏わぬ姿でベッドの上にいた。
「ん……」
シングルの狭いベッドなので、俺に抱きついて眠っているマリューの柔らかな身体を感じつつ寝起きでぼーっとしていた意識がはっきりしてくる。
まず感じた事は、『ああ、やってしまった』という事だった。
レモンとコーネリアという恋人がいるにも関わらず、マリューとも関係を持ってしまったのだ。
俺としてはマリューと関係を持った事を後悔していないが、それが知られた時にレモンとコーネリアがどう反応するのかは想像するだに恐ろしい。
「……アクセル?」
その柔らかい身体で俺を逃がすまいとするかのように抱きしめながらマリューが目を覚ます。
「起きたか?」
「……あれ? え? その……」
寝起きの混乱した頭で俺を眺めていたマリューだったが、現在の自分の状況や何も着てない状態で昨夜何があったのかを思い出したのだろう。顔を真っ赤にして布団の中に潜りこむ。
「取りあえず、服を取って貰えるかしら? その、床に転がってると思うから」
マリューの言葉に苦笑を浮かべ、ベッドから降りて床に散らばっている服や下着を布団に隠れているマリューへと渡す。その中で着替えているマリューを尻目に、俺も床に転がっていた服を身につけていく。
数分後、顔はまだ若干赤いものの、昨日の疲れた様子は一切消え去った様子のマリューがそこにはいた。
「その、何て言ったらいいのか……」
「ま、何にせよ元気が出たようで良かったな」
どうにか取り繕おうとしているマリューの様子に笑みを浮かべつつベッドへと腰を下ろす。
「その、アクセル? 私とそういう関係になったけど良かったのかしら? その……恋人とか」
「……ああ、まぁ、その……なんだ」
言い淀む俺が何を言いたいのか分かったのだろう。ジトリとした目をこちらへと向けてくる。
「へぇ、恋人がいるのね?」
「あー、その……まぁ2人程」
「は? 2人?」
「ああ。とは言ってもすぐには会いに行けない遠い所にだけどな」
「……アクセル、貴方ってもしかして女誑しなのかしら?」
「そんな事はない……と思う」
俺個人としてはそんなつもりは全然無いが、レモンとコーネリアという恋人が2人いて、それでもマリューと身体の関係を持っ
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