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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic2君が差し出す手は私の心を惑わせる〜Reverse:The SuN〜
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もしれないが初めて会ったとき、私は日本茶のペットボトルを買ったぞ」

「へ? あ、そう言えばそうやったな。・・・ところでルシリオン君って日本に来てどれくらいなん?」

「はやてと初めて会った日だよ、日本に来たのは」

「そうなん!? 日本語も上手やし、てっきり・・・」

「勉学が好きだからね。知識と情報は財産だ。蓄えて損はないし、蓄えた分、必ず自分や人を活かすことが出来る」

「おお。なんやルシリオン君、カッコええなぁ」

「ありがとう。男にとって最高の褒め言葉だよ」

確かに語ってたルシリオン君がすごくカッコよかった。ドキッとするくらいに。でも、そう笑顔を浮かべると、「やっぱり可愛ええなぁ」ホンマに女の子に見えてまう。ルシリオン君の表情が固まった。あ、やってもうた。今さらやけど口を両手で押さえる。

「上げて落とす精神口撃とは・・・やるな、はやて」

「ご、ごめん・・・」

そんなやり取りをしながらお茶休みも終えて、さっそくルシリオン君を連れて家の中を案内する。まずはリビング横のわたしの部屋。あんまりジロジロ見られるんも恥ずかしいからすぐに別のところへ。次が客室。そんでお風呂にトイレ。小さいながらも在る庭も案内。そして2階やけど・・・。
2階は父さんと母さんの部屋がある。ほとんど使おうてないから汚れとるかも知れへんな。2階への案内はやめて、最後にもう一度客室にルシリオン君を案内してからリビングに戻って来た。

「今日からあの客室がルシリオン君の部屋や。好きに使ってくれてええからな」

「ありがとう。あんな立派な部屋を用意してくれて。お礼に夕飯は私が用意するよ」

「そんなええよ、今日くらいは全部わたしに・・・!」

「はやてって、魚を捌けるか?」

「えっと・・・捌けへんな・・・」

ついさっきまで生きてた魚を捌くにはちょう勇気が要る。確かに捌けへんけど、全部任せっきりはなぁ・・・う〜ん、じゃあ「一緒に作らへん?」そう提案してみる。

「そうだな。じゃあ今晩は一緒に作ろうか」

「うんっ♪」

ホンマに嬉しいことばっかりやな今日は。いきなりこんな幸せになって、わたしの運使い切ってないやろな。嬉しすぎてルシリオン君の笑顔から目を逸らす。と、「あっ!」カレンダーが目に留まった。今日14日のマスに、病院って赤いペンで書いてあるカレンダー。わ、忘れてた・・・。

「どうした? はやて」

「今日病院に行く日やった・・・!」

「じゃあすぐに用意しないと」

とは言うてもこのまま病院に行くだけなんやけど。石田先生にルシリオン君のことを紹介したいから「ルシリオン君も用意してな」そう言う。のんびりお茶を飲んでるルシリオン君が「私もか?」って訊いてくる。

「わたしの脚を診て
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