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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic2君が差し出す手は私の心を惑わせる〜Reverse:The SuN〜
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くれてる石田先生に、一応ルシリオン君のことを紹介したいなぁ思てな」

「それはいいんだけど。私と一緒に暮らすということも話す、のか?」

「それはもちろん」

友達が出来たことを石田先生にもちゃんと教えておきたい。きっと喜んでくれるはずや。でもルシリオン君の表情がどんどん険しいものに変わってくのが判った。

「さすがに変に思われるだろう。赤の他人で、いくら同い年くらいだからと言っても男と一緒に暮らすとなると。と言うか通報されそうだ。外国の子供が1人で旅して、いきなりはやての家に住む。怪しさ爆発だと思うけど・・・」

「そうゆうもんかなぁ〜。・・・それやったら、外国の親戚って紹介したらどうやろ?」

財産管理をしてくれてるグレアムおじさん。その親戚って・・・。これ、思いっきり嘘やなぁ。あ、でも親戚って紹介しても、男の子と一緒ってゆうんがルシリオン君が悩んでることやしな。わたしとしてはルシリオン君を友達としてありのまま紹介したいのに。でもそれがルシリオン君を困らせるゆうんならしょうがない。

「判った。それじゃあルシリオン君。ちょう待っててな」

「ん?」

わたしは自分の部屋に戻って、クローゼットから着替えを取り出す。石田先生を騙すんは心苦しいけど、ルシリオン君の言う通り歳とか関係なく男の子と一緒に暮らすんはアカンことなのかも知れへんし。じゃあどうやってルシリオン君を紹介するか。もうこの方法しかあらへん。

「ルシリオン君。この服に着替えてな」

「っ!!・・・・ま、まさか・・・!」

信じられないって顔のルシリオン君にわたしの服(・・・・・)を差し出す。そう。ルシリオン君を女装させるしか。わたしが「親戚の女の子にすれば問題ないやろ?」そう言うて近づくと、「勘弁してくれ」ルシリオン君が逃げようとする。
ルシリオン君のスカート姿。髪型も女の子っぽくする。それをするんがわたし。想像しただけで「アカン。楽しいかも知れへん」なんやドキドキする。

「はやてっ。今の君の表情、かなりまずいぞ!」

「そうか? 別にルシリオン君を女装させるんが楽しみなわけやないよ? ほら、早く病院に行きたいから準備してな。大丈夫や。可愛くしたげるから♪」

「い、嫌だぁぁぁああああああああああああああッッ!!」

逃げるルシリオン君(それでも2階やわたしの部屋には入らへん)やったけど、泣き落としでなんとか説得完了。渋々わたしの提案を呑んでくれたルシリオン君に裾の長い白いワンピースを着せて、長い銀髪をおさげにしてみた。結論から言うと、

「ルシリオン君」

「なんだ・・・?(涙)」

「・・・・めっちゃ可愛ええ!! 何なんっ、何でそんなに可愛ええの!?」

「知らんわ・・・(号泣)」

女装したルシリオン
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