暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第18話 神殺しは強過ぎです!!
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理解は出来ましたが、私では体得は難しそうです。(後でディーネにでも教えてみようかな)
そんなある日、神殺しの屋敷に客人が来ました。レウィニアの騎士の様です。最近になってビヤールの洞窟に、凶暴な魔物が住み着いたので退治して欲しいと言う物でした。既に民衆に被害が出ている事と、討伐に送った騎士達が全滅したので恥を忍び依頼に来たそうです。
セリカ様はこの依頼を受ける様です。
依頼遂行中は、地獄から解放されると思っていました。しかし甘かったです。いつの間にか、私も同行する事になっていたのです。落ち込む私に、ハイシェラ様が言って来ました。
『諦めが肝心だの』
ビヤールの洞窟入り口近くまでは、全員で行く事になりました。移動中の雰囲気は、何処を如何見てもピクニックです。しかし当然と言えば当然ですが、地獄の訓練は移動中も続きました。しかし、これ以上に勘弁してほしい事がありました。
(セリカ様!! 私が寝ている横で、性魔術による魔力補給を始めないでください!!)
そうこうしている内に、目的地に到着しました。ビヤールの洞窟に入るメンバーは、セリカ様・リタ・私の3名です。大人数では動き辛い、と言うのが理由でした。
洞窟の中でも散々でした。セリカ様は雑魚を全て、私に丸投げして来たのです。訓練の成果を見ると言っていましたが、面倒くさかっただけとか言わないですよね? しかし文句は言えません。地下水道で戦ったアンデットよりも動きが良い魔物複数相手に、互角以上に戦えたからです。危ない時は、リタが助けてくれましたし。ただ、噴出するガスが煩わしかったです。
そんなこんなで、ビヤールの洞窟最深部に到着しました。
そこに待っていたのは、如何少なく見積もっても10メートル以上ある巨大なレットドラゴンでした。私はあんまりな状況に、セリカ様を見ます。
「戦ってみるか?」
「無理です!!」
セリカ様は残念そうにしていました。私はこの時、いったん引いて対策を練ると思っていました。しかし、セリカ様はそのままドラゴンに突っ込んで行ったのです。
セリカ様とドラゴンの戦闘が始まりましたが、私はその余波でまともに立っていることすら出来ませんでした。私はセリカ様の姿を必死に目で追いました。
そして私は見ました。セリカ様の飛燕剣・
枢孔身妖舞
(
すうくしんようぶ
)
が、ドラゴンを細切れにするのを……。(マジですか)
私が呆然としている間に、飛翔の耳飾りでビヤールの洞窟を脱出していました。
屋敷に帰還後も、私の地獄は続きました。そしてようやく、セリカ様の身妖舞(物凄く手加減した)を防ぐ事が出来たのです。
その時私はとても嬉しかったです。(例え物凄く手加減されていても)
私
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