暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第18話 神殺しは強過ぎです!!
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「ハイシェラは、ギルバートを女に改造すると言っている」

 セリカ様以外の全員の顔が引きつりました。

『……冗談だの』

 流石にこの空気に耐えられなくなったのか、ハイシェラ様が弱々しく答えました。

「冗談だったのか?」

(セリカ様。空気読め無さ過ぎです!!)

 この場に居る全員の思いが、この一瞬だけ完全に一つになりました。



 次の日。私はセリカ様の飛燕剣を、二刀流で再現する練習をしていました。

 マギが師匠から学べなかった物を、飛燕剣が埋めてくれる様な気がしたからです。そして何よりも、飛燕剣の芸術的な動きに惚れてしまったからです。

 ひたすら昨日のセリカ様の動きを思い出し、二刀流に組み換え再現する練習をしました。思ったよりも労せずに、二刀流での再現は出来ました。セリカ様に飛燕剣を教えた師匠が、二刀流だったからかもしれません。

 基本となる型(剣舞)を、ひたすら繰り返します。ある程度形になってきた頃、裏庭にセリカ様が来ました。

「その動き、飛燕剣の身妖舞(しんようぶ)だな」

「昨日のセリカ様の動きを、模倣させていただきました。この型いえ技は身妖舞(しんようぶ)と言うのですね」

 セリカ様は頷いてくれました。この型から繰り出される剣戟は、もはや型ではなく技の領域です。まあ、私の動きは型にさえ届いていませんが……。そこでハイシェラ様が口を開きました。

『のうセリカ。ギル坊に飛燕剣を教えて見ては如何かの。御主にも良い刺激になると思うだの』

 ハイシェラ様の言葉は、私にとって願っても無い事でした。

(セリカ様は了承するのでしょうか?)

 と思っていたら、セリカ様は返事もせずに説明を始めました。

 ……そこから先は地獄でした。今の私は霊体のはずなのに、痛い・疲れる・ぶっ倒れるのは何故でしょう? ……理解出来ませんでした。

 何とかその訓練に食らいついて行ったのですが、模擬戦が訓練に加わると更なる地獄へと変わりました。生の肉体なら、何度死んでいたでしょうか? 基本スペックが違いすぎるのです。いくら頑張っても、スピードについて行けないのです。本来なら二刀流に有利に働く手数で、圧倒的に負けているのは如何いうことでしょう?

 そして唯一の楽しみであるはずの食事が、霊体である為出来ないのです。

 悔しかったので、マリーニャさんにレシピと調理法を教えてもらいました。お返しにハルケギニアと地球のレシピを、教えてあげました。その所為でしょうか? 何時の間にかマリーニャさんと仲良くなり、気付いたら鍵開け罠回避等の盗賊スキルを習っていました。(魔法があれば必要無いのに。……でも、イメージには大きくプラスになります)後は狙撃戦術と錬撃術を習いました。こちらは
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