暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第18話 神殺しは強過ぎです!!
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なんて酷いのじゃ」

 急に笑い出した私に、レシェンテが抗議の声を上げます。しかしその笑いは、すぐに全員に飛び火しました。あのセリカ様でさえ、笑みをこぼしていたのです。

「酷いのじゃーーーー」

 そう叫んでいるレシェンテでさえ、口元は笑っていました。



 いよいよ出発の時間になりました。別れ際に、また遊びに来るように言われました。私も笑顔で了承しました。……まあ、別れの場所が地下室の地下水路(下水道)入口で無ければ、もう少し格好良かったのですが。

 それから帰りは水場まで、ナベリウスがすこぶる不機嫌でした。この時襲ってきた魔物に、内心同情してしまった事は私だけの秘密です。

 魔術城砦カラータに行き、転移でいっきに冥き途へと戻ります。

 リタとナベリウスは、上司(タルタロス)に帰還の報告をしました。この時は、軽い注意程度で済んだそうです。もう少し遅かったら、雷が落ちていたとの事。2人にお礼を言われてしまいました。

「では、また来ます」

 私はそう言って、2人と1匹に挨拶をしました。



 肉体に戻り、目を覚ますとまた夜でした。周りを確認すると、私が寝泊まりしているヴァリエール公爵邸の離れの様です。4日間寝ていたとなれば、当然お腹がすきます。結局私は、また厨房に忍び込むのでした。

 食べている時に気付きましたが、マルウェンの首輪はハルケギニアに持ち込めた様です。現実の体に、確り付けられていました。割と細く宝石(マルウェンの石)が付いていたので、チョーカーで通用しそうです。よって、お気に入りのチョーカーで押し通す事にしました。






 ……マルウェンの首輪の効果。凄く楽しみです。
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