暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第18話 神殺しは強過ぎです!!
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その言葉に思う所があった様です。納得したように頷いています。
「あの。出来れば、分かりやすく説明して欲しいのですが……」
リタはこちらを向くと、頷いて説明を始めました。
「ギルの魂は、二つの魂が合成された物なのは良い?」
私は頷きます。
「元々の魂を材料としているとは言え、元の魂と別物になると思わない?」
私は再び頷きます。
「そうすると、魂と肉体にズレが生じる。その所為で魂が肉体から出やすくなったんだと思う」
「つまり私は、幽体離脱しやすい体質と言う事ですか?」
私の切り返しに、リタは頷いてくれました。
「それでギルは、これからどうするの?」
「身体の治療は、むこうでやってくれると思うので、ある程度回復するまでこちらに居ようと思います。すぐに戻っても痛いだけですし。そうですね……具体的には、こちらの時間で3〜4カ月位ですね」
私の言葉にリタが頷きました。
「私達は、これから出かける予定なの」
私はその言葉に、落胆の色を隠せませんでした。
「そうですか、……仕方が無いですね」
私はそのまま今後の予定について、思案し始めます。すると、袖を引っ張られました。引っ張っていたのは、先程までケルベロスの上に居たナベリウスでした。(何時の間に)
「……一緒に……来る?」
ナベリウスの誘いに、私は如何するか正直悩みました。一緒に行く事で何らかの問題が発生しないか、心配になったからです。
「私も、ギルを連れて行く心算だけど」
リタも賛成の様です。私は念の為に、リスクについて2人に聞きました。どうやらリスクは、身体にすぐに戻れない事位の様です。訪問先は神殺しの屋敷なので、1人増えた位問題無いとの事。そこで私の腹も決まりました。
「では、私もご一緒します」
私の返事に、2人は笑顔で頷いてくれました。ただ留守番のケルベロスは、1匹だけ悲しそうにしていました。(ごめんな)
目的地は、レウィニア神権国の王都プレイアに在る神殺しの屋敷です。移動にかかる時間に、私は不安が有りましたが杞憂でした。王都プレイアは、冥き途から魔術城砦カラータに転移し、北北東に進めばすぐの位置です。
道中で私は、キョロキョロ・フラフラとおのぼりさん状態でした。
王都プレイアに到着し、早速中に入ろうとして止められました。
「私達が正面から行って、入れてくれる訳が無いでしょう」
そこで私達の面子に気付きました。ナベリウスは、魔神でソロモン72柱の一柱。リタは強力な呪いの魔槍にとり憑く、亡霊少女。私は一応生者に分類されるが、ただの幽霊。
(うん。王都に入れてくれる訳が無い)
私は(如何するの?)と、リタに視
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