暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第18話 神殺しは強過ぎです!!
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 ギルバートです。3度目ともなると慣れる物です。冥き途(くらきみち)にやって来ました。

 早々に死者の列を抜け階段を下り、リタとナベリウス(+ケルベロス)が居る場所へ移動します。歩きながら、魂と身体のリンクが生きている事を確認しました。リンクが生きている事を確認すると、次は肉体の状態をラインから確認します。

(肉体は、……かろうじて生きていますね。しかし、出血多量に身体の組織はズタズタになっています。今戻ったら、激痛でのたうちまわる事になるでしょう。……これで良くあのセリフが言えましたね。ギャグ補正でしょうか?)

「これじゃ戻れないですね。今戻っても無駄に痛いのは嫌ですし。……状況から見て、公爵夫人(カリーヌ様)が治してくれるのを待った方が良いですね」

 私は独り言を呟きながら、階段を下りました。

(ハルケギニアで、少なくとも3〜4日は間を置かないと、痛い思いするか倦怠感で動けないかのどちらかですね。前回、ディル=リフィーナで3カ月過ごして、ハルケギニアで3日だったから、大雑把に計算してこちらの1月がむこうの1日に相当するとして……今回は3〜4カ月位は、こちらで過ごした方が良いですね)

 階段を下り切ると、そこには予想通り2人と1匹の姿が確認出来ました。

「お久しぶりです。リタ、ナベリウス、ケルちゃん」

 私が挨拶すると、2人と1匹の視線が私に集まります。

「お久しぶり」 

「…………り」

 2人から返事が帰って来ます。ケルベロスは、尻尾を左右に振っていました。

(しかし、2人の反応が薄い様な? ああ、そう言う事ですか)

「今回も生霊ですよ」

 そこで2人は、ようやく笑顔を見せてくれました。

(相変わらず2人は可愛いですね)

 等と、不謹慎な事を考えてしまいました。そこで、何となく聞いてみたい事が出来ました。

「自分では幸運だと思うのですが、私は冥き途に来やすい様な気がするのです。何か心当たりはありませんか?」

 流石に3回目ともなると、偶然とは考えにくいです。そう思っての質問でした。リタとナベリウスは、1度目を合わせると考え込んでしまいました。

 暫く考えた後、リタが口を開きました。

「何らかの加護が働いている可能性があると思う。貴方の魂は、生まれ方からして特殊だから……」

 リタが自分の意見を披露してくれましたが、私の質問から少しずれていました。

「……いえ、そうでは無く。ちょっと派手に気絶するだけで、ここに来てしまう様な気がするのです」

 私の言葉に、リタは首をひねってしまいました。

「……リタ。……ズレ」

 ここに来て、ナベリウスが発言しました。が、私は何を言っているのか分かりません。しかしリタは、
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