偽りの神と反逆者
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を槍を突き出してくるがそれをフェーロ・プラス・グラヴィターティの刀身で弾く。玖珂の攻撃は今までプログラムばかりに頼っていたようで実際はなんてことはない。ゲツガは槍を上に大きく弾くと、そのまま腕を切り落とした。
「ギャアアアアアアア!!俺の、俺の腕がぁああああ!!」
「痛いか?それが俺があの世界とこの世界で受けた痛みだ」
そう言ってゲツガは更に腕と脚を二撃で切り落とす。
「ああああああああ!!」
すべて切り落としたゲツガはじたばたとする玖珂を見下ろしながら言った。
「今まで俺がどんな世界で生きていたかわかったか?痛みのないさっきの世界とはまったく違うだろ?大体テメェが神だって?笑わせる。権限がないと力のない奴が神なわけないだろ。神だとしても、お前は神話に出てくる神だ。神話の神は大体は英雄に殺されるからな」
そう言って髪を掴んで持ち上げると素早く上に投げた。
「これ以上、お前の見苦しい姿を見たくもないしユキにも見せたくない。だからもう終わりにするぞ」
ゲツガはそう言って上に投げる落ちてくると同時に剣の連撃を放って玖珂の体をばらばらにした。そして、血のようなライトエフェクトと同時にポリゴン片となって消えた。
ゲツガは玖珂が消えるのと同時に自分の体から何かが抜けるのを感じた。そしてノイズも消え、今までいた空間に戻った。ゲツガの身体もSAO時代のものではなく、ケットシーに戻っていたゲツガはユキのほうを向く。するとユキはすでにこちらに来ていて、飛びついてきた。
「よかった……ゲツガ君が勝ってくれて本当に……」
「ああ、勝った……ようやく、終わったんだ……」
「ううん、違うよ。始まるんだよ……これから……私たちの本当の人生が」
ゲツガとユキは互いに抱き合った。ようやく、終わりを迎えたのだ。長い時間をかけてようやくゲツガとユキはゲームをクリアした。
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