第2話
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の後、各国の連合艦隊すらも手玉とってしまう兵器を日本だけが独占したとあれば、世界の情勢が変わる。 日本の台頭をよく思わない各国首脳陣はなんとか日本と交渉し、協定を結んだ。 技術の独占をしないなど様々なことが盛り込まれているらしい。
そこから、あれよあれよと言う間に、ISの軍事利用化が進められたが、私が一言、「ISを全て停止させるぞ?」といったことがきっかけで一旦戦争などへの利用はなくなった。
流石ふーちゃん。 ココまで予測どうりだと逆に怖いね。
ISコアの製造方法はブラックボックスであるため、現在製作できるのは私のみ。 そして束さんは一定数以上作らないと世界に宣言。
まぁこれを考えたのもふーちゃんだけどね。
そのおかげで束さんの要望はほとんど聞き入れられるんだよぉ。
ISの軍事使用がなくなった訳ではないが、それでも現在はスポーツとして扱われることが多くなった。 各種様々な兵器を操っての戦いの模様が放送されていたりもする。 世界大会まで開かれる始末だ。
まぁ、世界最強の座についているのは当たり前だけどちーちゃん。 そりゃあIS登場当初からずっとISに乗り続けているちーちゃんが最強に決まってるじゃない。
そして、もう一つ。
ISが女性にしか乗ることができないということがわかった。 もともとちーちゃんの為に作ったものだから、別に性別なんて女性だけが乗れるようなもので良かったしぃ。
そう思って放置していたら、世界が反転。 今まで男尊女卑の世界だったのに、女尊男卑の世界に早変わり。
今や街中には、どこともしれぬ男に荷物持ちをさせる女性や、ぐちゃぐちゃにした洋服の整理を命じる女性など、今まで溜めてきた鬱憤を吐き出すかのような光景がいくつも広がっている。
ちょっと調子に乗りすぎだね。 お前らのようなクズの為にISを開発したんじゃないんだよ。 束さんは!!!
それと政府の人間がかなり鬱陶しくなってきた。 ISを認めだした当初は、下手に出まくって居たはずなのに、ちょっと装備が整い出すと、途端に命令口調に変化し始めた。
なにが『世界中の脅威から守ってやる』……だ、『その代わり技術を寄こせ、守ってやる駄賃がわりだ』って馬鹿にしてるよねぇ。
ウゼェ……、束さんまじで切れちゃうよ(怒)
とりあえず身を隠すことをちーちゃん、ふーちゃんにつげ、雲隠れする。 束さんを見つけることはふーちゃんぐらいしか無理になったよ。
毎日が退屈な隠れんぼ生活も飽きてきはじめた頃、
「そろそろ、私も動きます」
と、ふーちゃんから連絡があった。 おや、これはこれは……。 世界的テロリスト集団(団員1名)の団長が動くとは……。
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