暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第17話 冥王教会の謎
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「悪い、ちょっとトイレ行ってくるから先に2人で回っててくれ」
「え〜、待ってるよ〜」
「こんな人混みだぞ?良いから2人で先に行ってろ。後で俺も向かうから」

そう言ってバルトはさっさと1人で行ってしまった。

「ヴィヴィオちゃんどうする?」
「もう………さっきトイレの近くに行ったとき行けば良かったのに………いいや!なのはお姉ちゃん行こう!!」

少し寂しそうにしながらヴィヴィオはなのはの腕を引っ張るのだった………







「さて、さっきの奴らの話だとこの辺りらしいが………」

その頃バルトは、1人ドームを出てドーム周辺に出来ている人だかりへとやって来ていた。

「そろそろ時間だから始まるはずだが………」

そんなことを呟いているといきなり『オオオッー』と大声が聞こえパシャパシャとシャッター音が絶え間なく響き始めた。

「始まったか!!」

バルトは人混みを力ずくでかき分け、中心へと向かう。

「おおおーっ!!」

バルトが見たのは何かのアニメのキャラクターの格好をした女性が中心でポーズを決めていた。
際どい服で、胸の谷間も大きく見え、下も白い太ももが露になっている。

「何てエロい………」

そう呟きながら写真を取り、次の人だかりが出来ている場所へ向かう。

「何と………」

またも力ずくでかき分け、一番前列に向かうバルト。当然周囲の人は嫌な顔をするが本人は特に気にしない。
文句を言おうとする人もいたが、バルトの顔、体つき、雰囲気に圧倒され、押し黙ってしまう。

「なるほど………ネコ耳付けると確かに違うな………」

そう呟き、また写真を取り、次の場所へと移動する。
さて、ここまで言えば分かると思うが、今バルトが居るのはコスプレイヤーの撮影が行われている広場。
こういったアニメのイベントになるとこぞって集まり会場に負けない熱気があり、盛り上がっている。
バルトは最初はイベント会場内で行われていると思い、ヴィヴィオの相手をしながら探していたのだが、外でやると移動の際、たまたま聞こえ、トイレと称して1人会場外にやって来たのだった。

「くそっ、エローシュの言う通りだ………まさかここまで凄いとは………」

因みにバルトはここのコスプレイヤーがどんなキャラの格好をしているのか全く知らない。
コスプレ自体、くだらないと言っていた男なのだが、エローシュによるコスプレの素晴らしさ、エロさを長々と説明され、実際今日見に来たのだ。

「おっ、あっちの子、何て薄い格好で!!」

目を光らせ、次の場所へと向かうバルト。
そんな時だった………

「あん?」

大きな爆発がドーム会場の方で巻き起こり、悲鳴が上がる。

「何だ!?」

さっきとは違い
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