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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第17話 冥王教会の謎
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「何言ってるのよ、私も行くわ」
「僕も協力するよ」
「ルー………エリオ………みんなありがとう。これならバルトもきっと折れるよ!!」

そう言ってヴィヴィオを含めた5人はバルトの元へと向かった。

『………時々お前が哀れに見えてくるよ』
「う………るせ………」

そう呟き、エローシュはガクリと気を失ったのだった………










「バルトさん本当に忙しいっすね」
「この野郎他人事だと思って軽く言いやがって………タバコだって制限されてんだから味わって吸いてえのによ………ったく」

そう言いながらタバコの火を消し吸い殻入れに入れ、喫煙室を出る。

「………で、揃いも揃って何の用だ?」
「ヴィヴィオちゃんをドーム会場へ連れていってあげてください!」

直球勝負とはまさにこの事だ。
見た目もそうだが、バルトの雰囲気に気軽に話せる人は少ない。
そんなバルトに動じず、キャロは少し怒り気味で言ったのだった。

「たまにキャロって凄いことするよね………」
「本人は自覚してないでしょうけど」

そんなこそこそと話すルーとエリオを置いて更に話を続ける。

「ヴィヴィオちゃんはこのアニメが大好きなんです。ずっと楽しみにしてたんです!!」
「だ、だけどみんな忙しいからって諦めていたんです………だから………」

キャロの言葉に真白も続き、バルトに言い続ける。

「いや、別に明日行く必要ねえだろう」
「明日しかやってないんですよ!パチンコはいつも行けるじゃないですか!!」
「と言うよりバルトさん、普通に抜け出して行ってるじゃないですか」
「エリオ、あれは飲みに行ってんだ。それにはやてに許可はもらってるぞ」

そんなバルトの発言にその場にいた全員が驚いた。

「夜間出歩いちゃいけないんじゃないですか?」

エリオの言う通り、機動六課の宿舎で生活している者は就寝12時となっており、外に出ることは禁止とされている。
ロングアーチを含め、宿舎で生活している人が多いので、12時過ぎると六課は静寂に包まれる。

と言っても外に出なければ良いだけで、宿舎の方は自由なのだ。
ヴァイスとバルトとエローシュはよく集まり、3人で麻雀をしていたりするのだが………

「許可さえ得られれば問題ない」
「でも何て言って許可を得ているんですか?」
「ああ?普通に飲みに行くから許可くれって言ったらくれたぞ?」

キャロの質問に淡々と答えるバルト。
そんな答えに呆気にとられる面々。

「いや、そんな簡単に取れないですよ普通………」

流石のヴァイスも信じられないのか喫煙所から出てきて恐る恐る話しかけてきた。

「そうなのか?はやての奴普通に『良いで〜だけどエッチな店だけは問題にな
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