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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第17話 冥王教会の謎
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。
「………ヴァイス、お前何かやったか?」
「何にもしてないっすよ………ヴィヴィオちゃん、俺何か気に障ることしたかな?」
「直ぐに一緒にタバコ吸いに行くから邪魔!!」
「ああ、成る程ね………」
と言いつつポケットから煙草を取り出すヴァイス。
実はこの2人、ちょうど一緒に喫煙所へと向かっている最中だった。
「じゃあバルトさん、先行ってますよ」
「おう」
ヴァイスはそう言い残して喫煙所へと向かった。
「で、何の用だ?」
「明日って訓練休みなんだよね?」
「正確に言えば午後から自由ってだけだな。それがどうした?」
「これこれ!!」
そう言ってヴィヴィオが見せたのは近頃ミッドで流行っているアニメのイベントの案内のチラシだった。
「明日、ミッドのドーム会場であるんだ!!」
「へぇ〜気を付けて行ってこいよ〜」
「バルトも行くの!!!」
「久しぶりの休みなんだ、ゆっくりさせてくれ」
「嫌だ!!行きたい!!!」
「はぁ………」
ため息を吐きながらごねるヴィヴィオを見る。
「なのはに頼めば良いだろうが………明日、ヴァイスとパチンコ行った後、麻雀する予定なんだが………」
「バルトも行くの!!!!」
思わず耳を塞ぐほどの大声に流石のバルトもタジタジになっていた。
「おい、我侭言うなよ………ほんのたまにしか休みがねえんだこっちも………なあヴィヴィオは良い子だよな?」
そうなだめるように滅多に見せない優しい声でそう言うバルト。
「バルトの…………バカーーー!!!!!」
ビンタしたヴィヴィオはそのまま走り去ってしまったのだった………
「ねえどう思う!!?」
次にヴィヴィオ向かった先は、訓練を終え、くつろいでいるライトニングのメンバーがいる談話室だ。
「パチンコか………俺もやりたいな………エリオ、明日ゲーセンでも行かね?」
「ごめん、明日フェイトさんと一緒に買い物に………」
「俺も行く!!」
「アンタは来なくていい!!」
ルーテシアにパンチを喰らい三回点半ローリングして床に倒れたのだった。
「相変わらず綺麗に倒れるね………」
「信也君もはや芸術の域だね………」
「みんな聞いてーーーー!!」
話が脱線し続けるエローシュ達にヴィヴィオは怒りを爆発させた。
「ごめんごめん。でも確かにバルトさん、酷いね」
「お父さんなのに………」
「そうでしょキャロ、雫!」
やっと賛同を得られ嬉しそうに落ち着くヴィヴィオ。
「私も一緒に頼んでみるからもう一度言ってみよう?」
「うん、私も協力するよ!」
「キャロ………雫………ありがとう!!」
「それじゃあちょっと行ってくるね」
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