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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第17話 冥王教会の謎
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「零治君達も今日はもう遅いので泊まっていって下さい」
「ありがとうございますウーノさん」
こうして俺達は話を終え、スカさんのアジトに泊まるのだった。
「よし、なら徹夜で格ゲーバトルっス!!」
「その前に課題なアホ」
「ほう、これが………」
「ええ。博士が開発した対バリアアーマー武装、コード『ゲシュペンスト』です」
ディスプレイに大きく展開された映像には黒い鎧の姿をしたアーマーが写っていた。
零治のブラックサレナよりは装甲は厚くなく、スタイリッシュに見え、右腕に桐谷のアルトアイゼンのステークに似たプラズマステークを備え、背中には大きな2つのブースターとブーメラン型の質量兵器、スラッシュリッパーがある。
「魔力を持たない者でも飛行を可能にし、魔導師だけでなくバリアアーマーを装着した者であっても対応出来るバリアアーマーとは………で、私にこれを見せて貴様は何がしたい?」
「博士の完成させた量産型バリアアーマーの宣伝………まあ売り込みですね」
「貴様のバリアアーマー、アルトアイゼンを売り込めば直ぐに管理局に採用させられるのにな………」
「これは特別性なので………それに情報の公開は博士に禁じられていますので………」
「まあいい。………で私はこれを上層部に売り込めば良いのか?」
「はい、俺の部隊で運用したいと思ってます。そして出来ればクレイン博士ともお目通りをお願いしたい」
「クレイン・アルゲイル博士と?しかしクレイン博士は私でさえ面会をすることは中々出来んのでな、あまり期待するなよ?」
「………はい」
「よし、ならば話は終わりだな、訓練に戻れ加藤桐谷」
「はい、レジアス中将」
そう返事をした桐谷は静かに部隊長室を後にした………
「はっはっは………」
機動六課の隊舎。
時間帯も夕方に入り、部隊の皆も仕事が終わっていくる時間。
そんな中、1人の少女が一生懸命走り回っていた。
「ヴィヴィオちゃん、危ないから走っちゃダメよ!」
「ごめんなさい!」
注意されたヴィヴィオはダッシュから早歩きになり、機動六課の中を歩く。
「バルト何処かな〜」
気持ちが高ぶり、早歩きが徐々にダッシュに変わっていく。
「あっ、いたー!!!バールトーーー!!!」
訓練が終わって一息ついていたバルトに向かってヴィヴィオはダイブした。
「………んあ?何か用か?」
渾身のダイブだったヴィヴィオだが、いとも簡単に止められ少し悔しそうな顔をする。
「どうしたのヴィヴィオちゃん?」
バルトの隣にいたヴァイスも声をかけてきた。
「バルトに用があるの!!」
邪魔物は消えろと言う具合に睨むヴィヴィオ
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