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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第17話 冥王教会の謎
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「………」
「どうしたんだ先輩?鳩が豆鉄砲喰らった様な顔して?」
「………これを見たら誰だってそんな顔するわよ。スカさんって誰かしらと思っていたら最近名前を全く聞かなくなった次元犯罪者、無限の欲望ジェイル・スカリエッティだったなんて………」

………確かに先輩の言う通りだな。
はやてやフェイトがここに来たら先輩と同じ様に凄い顔するんだろうな………

あの後スカさんと連絡を取った俺達は直ぐにスカさんのアジトへと向かった。
途中、疲れて眠るアギトを肩に乗せながら先輩に不安を抱かせないように話しかけながら来たが、先輩は静かに俺達に付いてきてくれていた。しかし途中から普通なら中々見ない様な場所へと連れていかれ、自然に俺を掴む手の力が強くなっていた。

やっぱり不安はあったのだろう。

「先輩はお茶とコーヒーどちらがいい?」
「あっ、フェリアちゃんありがとう。じゃあコーヒーを………って違う!!」

先輩がノリツッコミとは本当に珍しい。
普段見せない姿を見せるほど、混乱しているのだろう。

「ノーヴェ………課題………」
「自分でやれ」
「セイン………」
「何円出す?」
「500円でどうっスか?」
「却下」
「うええ!?ウェンディどうする………このままだとダーリンとデートも行けなくなる………だけど課題をやらないと大幅に減点するって言ってたし………どうすればいいんスか!!!」
「自分でやれ」

そんな手厳しいノーヴェの言葉に垂れるように机に突っ伏すウェンディ。

「いや、何であなた達普通にここで馴染んでるのよ………」
「何言ってるんスか会長?ここは私達の実家っスよ?」

そんなウェンディの発言に唖然とした先輩だが、ウェンディは不思議そうな顔で先輩を見ていた。

「え?じゃああなた達もクローンとか何か?」
「似たようなものです、私達は戦闘機人なんです」
「戦闘機人………?」

フェリアから聞き、観察するように先輩はウェンディ達3人を見るが………

「………どう見ても少し変わった女子高生にしか見えないわ………」

そう呟いて見るのを止めた。

「零治君、一体何があってこんな風になったの?次元犯罪者なんて肩書き微塵も感じさせないわこのアジト………」
「まあスカさんもすっかり娘LOVEだから」
「頭痛い………」

まあ普通はそうだよな。

「さて、そこの3人もこっちに来てくれ。話を始めよう」

そんな話を先輩としているとスカさんが、後ろにウーノさんとメガーヌさんがリビングにやって来てウェンディ達を俺達が座っているテーブルの方に呼び寄せた。

「スカさん、ゼストさんやセッテ達はまだ掛かりそうなのか?」
「調整は明日まではかかるね。流石の私もまさかいきなり話を聞ける人物を連れて
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