暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第17話 ボマー?ボムボム
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のか)
「あら、私が頼んだのよ」
ルイズが、訳が分からないと言った表情をしています。居た堪れなくなって、私はここから逃げ出す事にしました。
「では、あまり長居をしてもいけないので、今日はこの辺で……」
私は水差しを置いたルイズをつれて、部屋を出ようとしました。
(今後なるべくカトレア様には、会わないようにしよう)
「偶には遊びに来てね。じゃないと、お口が軽くなっちゃうかも」
私はそのセリフに、思わず両手両膝をついてしまいました。そんな私を、ルイズは不思議そうな眼で見てました。
(本当に勘弁してください)
私の最大の武器は、“情報”と“情報を利用した嘘”です。実際にこれで、あの《烈風》のカリンでさえ抑え込んでいます。それなのに、情報と嘘で絶対に勝てない相手が居るなんて……。しかも、既に首根っこ抑えられています。ああ、絶望のあまり涙が……。
次の日、午前中の内にルイズの魔法を見る事になりました。
結果は言うまでも無く、全て爆発です。
そこでルイズはムキになり、爆発を連発します。
現場となった練兵場は、瓦礫の山になってしまいました。カリーヌ様が止めなければ、館も瓦礫になっていたでしょう。上空に舞い上がったルイズは、いつも母上に飛ばされる私より高く飛んでいました。ただしカリーヌ様は、墜落寸前でレビテーション使ってくれるのです。母上は自力での着地が不可能な場合、墜落寸前に横に吹き飛ばすのです。(戦いの場で、杖を手放さない教育)正直、ルイズが羨ましいです。
私は《錬金》で、練兵場の修理を手伝いました。
修理が一通り終わり戻って来ると、ルイズはまだカリーヌ様に怒られてました。
「カリーヌ様。その辺でよろしいのではないですか?」
私の取りなしに、カリーヌ様は沈黙してくれました。
「しかし、ルイズの爆発魔法は凄く怖いですね」
「怖い?」
カリーヌ様が、不思議そうな顔をします。
「例えば、……敵の頭にちょっと《念力》かけるとか」
カリーヌ様が、目を丸くしました。
「後は傷を負った時に、ルイズが来てヒーリング《癒し》をかけてくれたら如何なるか」
カリーヌ様の顔が引き攣りました。
「ルイズ。今後《癒し》の使用を禁じます」
そう言ってカリーヌ様は、館に引っ込んでしまいました。
「ちょっと!! ギルバートの所為で、魔法が一個禁止になちゃったじゃない!!」
「それなら練習しますか? 練習用にカエルを取って来ますよ」
「……止めとく」
カエルと聞いて、ルイズの顔が青くなりました。ヴァリエール家の使用人に聞きましたが、庭で怪我したカエルを治療しようとして、魔法を使ったのが原因
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