暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第17話 ボマー?ボムボム
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、魔法だけでなく剣術も必要ですから。必要に迫られて訓練はしていますが、未だにディーネに勝てません。ちなみに、剣も魔法も師匠はマギなんですよ」

「凄い人なんでしょうね、マギと言う人は」

「いえ、カリーヌ様が怖くて逃げだした人ですよ。それは褒めすぎです」

 カリーヌ様が、呆気に取られた様な顔をします。

「マギは何時も言ってました。怖い物を怖いと認めない者が、真の臆病者だと」

「如何いう事?」

「怖い物を怖いと認め、それに打ち克つ。それが真の勇気だと言っていました。そこに“誤魔化しがあってはならない”と……。蛮勇と勇気は別物だと言っていました」

「何となく分かるわ」

「カリーヌ様に対峙するのは、蛮勇になると判断したんでしょう」

「それは蛮勇では無く、勇気だと分かってもらわないと困るわ」

 カリーヌ様と2人で、苦笑してしまいました。

「本当にギルバート。あなたは不思議ね。まるで、同年代の男と話しているみたい」

 私はその言葉に苦笑で返します。

「カトレアへのプレゼントは、未完成なのでしょう。そろそろ出るわ」

「はい」

 カリーヌ様を見送り、私は着色作業に入りました。



 暫くして、帽子とリボンの着色作業が終わりました。帽子の色は、ルイズに言われたとおり通り白にしました。リボンの色は、ピンク・水色・黄緑・紫・黒の5色と各色のチェック模様を2本ずつ計20本を用意しました。

 私が休んでいるところに、習い事を終えたルイズが帰って来ました。完成品のリボンを見て、口をへの字にします。

 本当に分かりやすいですね。欲しいなら欲しいって言えばあげるのに……。

 その時ルイズが、小声で呟いているのに気付きました。

「これは、ちいねえさまの分。これは、ちいねえさまの分。これは…………」

 私はそんなルイズの様子に、思わず吹き出してしまいそうになりました。

「同じの2本ずつ有るでしょう。カトレア様と、1本ずつ分けるんですよ」 

「え!? 良いの?」

「だから同じの2本ずつ作ったのです」

「ありがとう」

 そう言ってルイズは、ご機嫌になってくれました。



 さて、いよいよカトレア様と対峙します。私にはカトレア様の部屋が、ラ・ヴァリエール家のボス部屋にしか見えません。ハッキリ言って、入るのが物凄く怖いです。具体的には、どっかの巨大浮遊城75層ボス部屋くらい怖いです。この時、天井に鎌付きの巨大髑髏ムカデを幻視したのは、私だけの秘密です。

「ちいねえさま〜」

 私が心の準備をする前に、おこちゃまが突入してくれました。

「失礼します」

 私は観念して、部屋に足を踏み入れます。そこには、ベットから上体だ
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