無印編!
ふはははは!
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「うにゃ・・・でも私、体育とか苦手だし・・・」
「あ、二人とも、早く食べないとお昼休み終わっちゃうよ?」
おお、ナイス話の切り替えだ、すずか。
「まったく、俺なんてもう食べ終えて片付けも終わったから慎吾のおかずをこっそり頂戴してるぞ?モグモグ」
ま、今言ったからこっそりじゃなくなったけど。
「なに!?って、ほんとにオカズが減ってる!おい陽龍!そのミートボールを返せ!」
「んー?今唾液と混ざってぐちゃぐちゃだけど・・・それでも食べるのか?」
「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!」
「まったく、二人とも子供」
「まったくね」
「まったくなの」
「あはは・・・」
おいそこのバーニングと茶髪、お前らには言われたくない。
「だーもう、口を開くな馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
美愛side
そして放課後。
おにぃは午後の運動をするから、慎吾を除いた私たち四人は塾へ向かっていた。
「お、こっちこっち!ここって塾への近道なんだ。・・・ちょっと道悪いけど」
「そうだったの?知らなかったぁ」
そう言って私たちはアリサが指し示した方へ歩いていく。
「へー、こんな道があったんだー・・・って、なのは?」
私たちが今歩いている道について話していると、なのはが数メートル後ろで立ち止まっていた。
「あ、ううん。なんでもないの!」
なのははそう言って私たちのところへ走ってくる。
「じゃあ行こっか」
「うん!」
そして歩き出してすぐ、今度は私もその場で立ち止まる。
『助けて・・・』
「っ・・・」
これ、念話だよね・・・。
「ねえ、今、なにか聞こえなかった?」
え、なのはも聞こえた・・・?
「何言ってんの?すずか、美愛、何か聞こえた?」
「私は聞こえなかったよ?美愛ちゃんは?」
「私は・・・私は聞こえなかったよ」
ここで魔法がバレても困るし、少し隠しておこ。
そうして私たちは少し辺りを見回す。
『助けて・・・!』
「っ!」
また声が聞こえると同時に、なのはが走り出す。
「なのは!」
「なのはちゃん!?」
確信。やっぱりなのはにも聞こえてたんだ・・・。
「とりあえず二人とも、なのはを追いかけるよ!」
「ええ!」
「う、うん」
「はあ、はあ・・・なのは!」
「あ、三人とも・・・」
「あれ、なのはちゃんが持ってる乗って・・・動物?」
「う、うん。どうしよう・・・この子、怪我してるんだけど・・・」
「ど、どうするって・・・」
みんなは突然の事態に動揺して、行動が遅くなってしまっている。
「動物病院に連れてくんだよ!近くに一件あったはずだから・・・」
うー・・・これは一反乱ありそうな予感だ
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