全力全壊手加減なし♪(Byナノハサン)
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うの!?」
「自覚が無いんだね?」
可哀想になの。でも、安心して?
「疑問に思ったことすら忘れさせてあげるから|(はぁと)」
「ひいぃぃぃいいいいっ!!?」
<Good luck, Miss Shimada……>
「ちょっとおぉぉおおおっ! アレはむしろ被害者はウチよ! 悪いのは吉井!」
ふーん。そんなこと言うんだぁ?
「嘘はいけないよ? 嘘は?」
「ほ、ホントよ! 現に吉井はウチを見殺しにしようとしたのよ!?」
「本当……?」
「ほ、本当よ!」
そこまで言われて、私は少し思案する。うーん、本当かなぁ?
ガシャァァンッ!
すると、どこからか何かが割れる音が聞こえてきました。何? 何なの?
『な、なんだ!? なにごとだ!?』
『うわっ! 島田さん! そんな物をどうする気だよ!』
そんなアキ君言葉が聞こえてきました。あれ? うちのクラスに島田って苗字の人、もう一人いたっけ?
「ウチしかいないわよ! Fクラスに島田は!」
アキ君ったら、何言ってるんだろう? 島田さんの言うとおりなら、なんでそんなこと……
ブシャァァッ!
今度は景気のいい音が聞こえてきます。この音、消火器?
『う、うわっ! 何だ!?』
『ぺっぺっ! こりゃ消火器の粉じゃねぇか!』
『前が見えない!』
『島田さん、君はなんてことを!』
『Fクラスの島田め! なんて卑怯な奴なんだ!』
『許せねえ! 彼女にしたくないランキングに載せてやるからな!』
『そうだ! 在学中は彼氏のできない状況にしてやる!』
『……でも、男らしくてステキ……。お姉さま……』
そんな一連の会話が聞こえていたのでした。
「…………」
「…………ね? ウチじゃないでしょ? さっきのも全面的に吉井が原因よ」
「わかった。しょうがないから……」
本当にしょうがないから今回は、
「ディバインバスターで勘弁してあげる」
「結局はこうなるの!?」
何言ってるの? これでも譲歩したんだよ?
「(ま、あとでアキ君にもちゃんと言っておかないとね?)」
そう思いながら、私はカートリッジを五連発でのディバインバスターを発射したのでした。
それから間もなくして、瑞希ちゃんがDクラス代表の平賀君を打ち倒し、この戦争がFクラスの勝利で終わったことを私は知ったのでした。
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