無印編!
なにこれ、誰かの陰謀?
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いでくれ」
「美愛とヒカリはこうしないと起こさないんだよ。あと、俺を甘く見ないで。最小でと化したし、萌えないようにコントロールもした。ってか今、ちゃっかりすごいこと聞いたような・・・」
「・・・そうか」
そんな会話をしていると、やっと美愛がヒカリを連れて来た。
「おぁよー・・・」
<はよぉ・・・>
・・・・・こいつら・・・。
「ほら父さん、殴ったりとかしてもこれだよ?」
「悪かった」
「<?>」
こいつらをこれ以上甘やかしてはいけないと、改めて思った。
「ほら、もうご飯にするから席に座って?」
『はーい』
そして俺たちはいつも通りの朝を迎える。
「あ、なのは、バーニング、すずか、おはよー」
「おはー、三人とも」
俺と美愛が学校行きのバスに乗ると、いつもの三人が先に座っていた。
「おはようなの、二人とも」
「おはよう、陽龍くん、美愛ちゃん」
「おはよう、二人とも・・・って、陽龍!なんで私だけバーニングなのよ!」
ちっ、真ん中に言ったから気づかないと思ったのに。
「なんとなくだ、アリサ」
「ホント相変わらずねぇ・・・!」
「ほんと、その喧嘩するのも相変わらずだよ、おにぃ、アリサ」
「美愛ちゃん、ここ座る?」
「あ、ありがとすずか」
なんか美愛に負けた気がしてムカつく。
あの喧嘩から数分後、俺たちはバスから降りて教室に行く。
「おはよー、美愛、なのは、アリサ、すずかとプラスアルファ」
教室を開けると、そこはムカつくヘタレキングの住む魔窟だった。
「なんだかネタの気配が・・・」
「どんな気配だこの愚妹」
最近美愛がネタの気配を三日できるようになり、ちょっとウザかったりする。
「何言ってんだよバカ二人」
「あー、なに?同じクラス、これで三年連続なのに一切の進展がない内山慎吾くん、なにか言いましたかー?」
俺たちはこの三年間、奇跡的にクラスが連続で同じだったのだ。なのにこのヘタレといったらもう・・・未だに美愛に気持ちを伝えていないのだ。だから貴様はヘタレなんだこのヘタレ。
「みんなー、席についてー」
そして今年の担任もまた奈々ちゃんだった。
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