暁 〜小説投稿サイト〜
これはケモノですか?
転生前の世界
天使を守りました。
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
めかなり痛い。

「ラフィエルは、大丈夫か…?」
「なんとか…ただ脚を撃たれてしまいました…」

天使は死なないのだろうと思いつつ、
俺はラフィエルを投げ飛ばした奴を睨みつける。

……そいつは、ラフィエルから金をたかっていた連中だった。

確かに今のご時世、国全体がスラム街だ。
もちろん、俺の家の前だって例外ではないわけで。
そいつらは、以前は所持していなかったはずの銃を所持していた。
役立たずの警官から奪ったのだろう。

そのまま、連中は俺に向かって銃を突き付けてくる。
じわじわと歩み寄ってくる。
もちろん、分かっていた。俺は死んでしまうと。
だからラフィエルは俺の運命に逆らおうとして、死の運命から逃がそうとして買い物に行ったんだ。
でも運命は皮肉で。運命からは逃げられなくて。
だから俺は、せめてラフィエルだけでも助けたくて。

……ラフィエルを抱きしめたんだ。

連中の銃から守るように、俺が覆い被さるように。


頭に衝撃を感じて、そのまま意識は遠のいていった。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ