機動戦士ガンダムSEED
0170話
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ケロスにより防御する。
トドメの一撃をデュエルに与えようとも思うのだが、ビームライフルの連射をトリケロスで防いでいる為に内蔵されているビームライフルが使えない。千日手か。
そんな時、アークエンジェルからの通信が入って来た。
「アクセル、戻って! もう時間がないわ!」
マリューの悲鳴のような声を聞きながら、これ以上この状態での戦闘は無理と判断した。
だが、このまま放っておくとデュエルは原作のように避難民を乗せたシャトルを攻撃するだろう。さすがにそれは寝覚めが悪い。
「加速!」
精神コマンドの加速を利用し、バーニアを全開にして急速にデュエルまでの距離を縮める。そして重力による加速、バーニアを全開にした加速。そして精神コマンドの加速。これら全てを利用したブリッツの蹴りがデュエルの背中へとクリーンヒットして、バーニアを破壊した。同時にグレイプニールを回収しつつ、デュエルを足場に思い切り蹴りつけて再度ジャンプ。アークエンジェルへと……届かない!?
予想していたよりも重力に引かれていたのか、地球の引きずり込むような力がブリッツを掴んで離さない。だがっ!
「加速、覚醒!」
精神コマンドの加速を利用し、一気にアークエンジェルまでの距離を縮める。同時に使用した覚醒の効果で不思議な力が漲り、限界を超えての行動が可能になる。
「加速!」
そして再び加速を使用。ここまで精神コマンドを連発して、ようやくアークエンジェルの甲板へと着地する事に成功した。
「アクセル! 無事なのね!」
「ああ、それよりムウとキラは!?」
「フラガ大尉は大丈夫だけど、キラ君が!」
アークエンジェルの甲板で態勢を固定し、一段落した俺はモニタで周囲の様子を確認する。メネラオスはローラシア級と近距離での射撃戦を繰り広げており、近くには既に降下態勢入っているシャトルがある。あれに避難民が乗っているのだろう。やがて大気圏の熱により崩壊していくローラシア級とメネラオス。デュエルはすでにかなり大気圏に引かれており、バーニアが潰された事もあってなんとか態勢を整えて大気圏に突入しようとしている。そして……
「坊主は!」
俺と同じくアークエンジェルの甲板に着地したメビウス・ゼロから怒鳴るような通信。
「あそこだ!」
モニタに映ったのは、大気圏に降下しようとしているのにまだバスターと射撃戦を繰り広げているストライクの姿だった。
後ろを見せれば撃たれる。そういう状況なのだろう。だが……
「キラ、戻れ!」
そう叫ぶも、ストライクとバスターはすでに重力により身動きが出来ない状態になっていた。キラもそれは理解したのだろう。シールドを地球へと向け、なんとか大気圏との摩擦熱から身を守ろうとする。
「マ
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