暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0170話
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スター、先陣隊列を突破。メネラオスが応戦中』

「キラ、ムウ。聞こえたな? 大気圏突入までの極短い時間だが、出る覚悟を決めておいた方がいいぞ」
「らしいね。全く、あの2機はしつこいったらないな。イージスがいないのがせめてもの救いか?」
「僕はいつでも出撃出来ます」

 2人の返事を聞き、ブリッジへの通信を開く。

「マリュー、大気圏降下までの間だけでいいから俺達3機を出撃させろ」
「アクセル、馬鹿な事を言わないで……3機ですって?」
「カタログスペックでは、ストライクは単体でも降下可能です」
「キラ君!? どうして貴方が……そこに……」
「このままじゃ、メネラオスも危ないですよ! 艦長!」

 艦を降りた筈のキラがストライクで出撃準備を整えているという状況に、絶句するマリュー。その沈黙を破ったのはナタルだった。

「分かった。ただし、フェイズ3までに戻れ。スペック上は大丈夫でも、やった人間はいないんだ。中がどうなるかは知らないぞ。高度と時間には常に注意しろ」
「はい」

 戦闘に関しての判断だけに、マリューもナタルを信頼しているのだろう。原作とは違い、文句を言う事なく黙って頷き許可を出す。その様子を見て、一応はブリッジ側の了解が取れたという事で通信を切断する。

「マードック、出撃だ!」
「あいよ。まずはアクセル。次に坊主。最後にフラガ大尉だ」

 マードックの返事と共に、ブリッツの機体を固定しているハンガーがカタパルトデッキへと運ばれていく。MS発射口でもあるアークエンジェルのカタパルトデッキが展開されると、まず見えるのは青。地球の海の青だ。

「……さすがにこの状況での出撃は初めてだな」

 地球から宇宙に上がってすぐにアインストの集団に襲われた事はあったが、大気圏降下ギリギリでの出撃は俺に取っても初めての経験だ。ガンダム系統のアニメでは定番のシチュエーションだが、実際にやるとなると勘弁して欲しいというのが正直な所だ。だが、このまま出撃しないでいるとハルバートンの乗るメネラオスはともかく、アークエンジェルまで沈みかねない。
 ……結局はハルバートンを助けるのは無理そうだな。

「ブリッツ、アクセル・アルマー、出るぞ!」

 リニアカタパルトで射出されるブリッツだったが、艦外へと出た途端に地球の重力に引っ張られる。

「くそっ、重力に引かれているのか。そうそう時間は取れないな」

 バーニアを噴射し、重力を振り切って周囲の様子を探る。
 まず目に入ったのはデュエルの姿。バスターは……どこだ!?

「ムウ、キラ。デュエルは確認したが、バスターの姿が見えない。デュエルは俺に任せてバスターをなんとかしてくれ。ここまで来てアークエンジェルが沈められるなんて事になったら最悪だ」
「OK
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