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蒼き夢の果てに
第5章 契約
第59話 実験農場にて
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は、別に水の秘薬の独占販売の権利を欲した訳では無く、ハルケギニア世界の医学のレベルを上げる為に、どんな病で有ろうとも、どんな大ケガで有ろうとも問答無用で治して仕舞う万能の薬が市場に出回る事を制御したいが為のラグドリアン湖の精霊との新たなる盟約らしいのですが。
 但し、かなり強引な方法ですから、もしかすると……。

 尚、湖の乙女の仲間たちを攫って居た貴族や商人たちは、ガリアの北花壇騎士団所属の騎士たちの手に因ってラグドリアン湖の精霊たちを奪い返されて、中には人生からさえもさよならをした連中も居るらしいです。

 ただ、それも因果応報。彼らが、ラグドリアン湖の精霊たちに行っていた事を考えたのならば、それも仕方がない事でしょう。騎士道の中の、社会的弱者への敬意と慈愛。また、彼らと共に生き、彼らを手助けし、擁護する事。……と言う部分に当て嵌まりますし、悪の力に対抗して、何時いかなる時、どんな場所でも正義を守る事。……と言う部分にも当て嵌まりますから、騎士団所属の騎士達の行いは騎士道にも反していませんからね。

 それにしても、どう考えても、本来ならば、貴族の生活を望んでいないタバサの使い魔に過ぎない俺が、関わるべき内容ではない事柄ばかりのような気がするのですが。

 ただ、俺が召喚されてから事態が動き、タバサの父親を暗殺したのは、ガリアの現王家とは関係ない事が判り、そのガリア王家としては、どうやら、タバサを貴族の家の当主と為そうとしている以上、タバサの使い魔で有る俺は、彼女の家の家令と言うべき仕事が求められるように成る可能性が高いですから……。

 これから先は、そう言う覚悟をして置いた方が良いかも知れません。

 そう。何故ならば、ガリアより最後に発表されたのは……。


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