第二話「運命の出逢い」
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だな」
「私、ピッツァを食べたくなってきたよ」
ぐ〜、とこいしが器用にお腹の虫を鳴らすが、誰も反応しない。
悠が何か言おうと口を開いた時、ソレは起こった。
ドッガアアァァァン!!
突如爆音が響き、教会らしき建物の一部が崩れ、煙が上がる。
「な、なんや!?何が起きた!?」
「クッ!この方たちは囮!?」
「ふむ。なるほどなるほど。また、始まるのか」
「正直、スキマの言葉だったから眉唾物と考えていたね」
慌てるシスター達とは対照的に、悠とこいしは冷静に分析する。
「クッ!行くでカリム!」
「はい!行きましょう、はやて!シャッハも、皆さんも行きますよ!!」
「御意、騎士カリム!」
カリム、はやて、シャッハと呼ばれた三人は駆け出そうとするが、その腕を周りにいた神父やシスター達に掴まれる。
「な、何をするんや!?」
三人は腕を振りほどこうとするが、一向に腕は離れる気配は見せない。
「残念ながら、行くことはできません」
「なぜなら、ここで貴方達は死ぬからです」
「さあ、絶望しろ」
周りにいた人が全て、昆虫や幻想の生物に似た体躯へと変貌する。
そして、教会の方からもコウモリと蜘蛛をモチーフにしたような怪人が現れた。
「ワームにファントムか。向こうにいるのはスパイダーとバットドーパントだな」
「『遊戯』の余興といったところかな?悠!」
「オーライ」
「「ドオゥリャア!!」」
三人を拘束していた怪人に、悠とこいしは飛び蹴りを叩き込む。
悠とこいしを眼中になかった怪人は、完全に虚を突かれて腕を放す。
「さて、こいつらは俺達の獲物だ」
「邪魔しないで、ジッとしていてね」
いつの間にか、こいしの身長が悠と同等の高さとなり、二人の手にはスペルカードが握られていた。
はやて達が何か言おうとしたが、それより早く、二人は宣言した。
「我こそは『切り札/アルカナ』の『番外』、鹿狩悠」
「我こそは『地霊』の『Extra』、古明地こいし」
「「今ここに、我ら『幻想』が『道化師』の庇護の元、『遊戯』に参加することを宣言する!!」」
掲げられたスペルカードから、純白の光が放たれ人間だろうが、怪人だろうが関係なく目を背ける。
―Spell Card! Stand By!―
「仮面符『世界の破壊者』」
「仮面符『黒き太陽の覇者』」
二人の腰には、それぞれ意匠が異なったベルトが巻かれる。
そして、悠は一枚のカードを、こいしは黒いカブトムシをベルトに装填した。
「「変身!!」」
〈KAMEN RIDE! ディケイド!〉
〈HENSHIN!〉
二人の姿は異形の戦士、世界を渡り守るために破壊する、仮面ライダ
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