原作前
第一章 大戦期
第十三話
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いこの状況……。
(長引くな、この戦い………)
そう思いながらビームライフルの引き金を引く
一時間ほど戦い続けているが、いまだに決着のつく様子がない。
俺は最後のEパックを交換しながら機体の状況を確認する。
(ビームライフルのEパックはこれで最後、グレネードは両腕ともに弾切れ、頭部バルカン残弾わずか、ビームサーベルは残り一本か……)
ミカエル、ウリエル、ラファエル三人の連携は見事なものでまるで連携に関する教材のビデオでも見ているのかと思うほど、バランスがとれていた。
堅実、ゆえに攻めきることができずにダラダラと消耗戦が続いている。
(普通なら連携の隙をついて切り崩すんだが……、こいつらの場合隙が全くないからなぁ〜)
この一時間で奴らの連携の完璧さは十分に理解した。
だからこそ、
(隙が無いのなら、無理やりにでも作ればいい!!)
脳内作戦会議で出た結論は、力技で連携を切り崩すというもの。
普通ならばこの作戦も不可能に近い。
だが、相手の連携が崩れざるを得ない火力をぶつけることができれば……。
俺は急速で後退し、Zガンダムで唯一無傷な武装である、ハイパー・メガ・ランチャーを呼びだし、そのまま放つ。
これまでのZガンダムの武装とは比べものにならないレベルの高出力ビームが戦場を横切る。
ミカエルも今の一撃は驚いたようで冷や汗をかいている。
「今の一撃は、直撃すればさすがの私たちでもただではすまないでしょうね。ですが、その見た目では連射はきかないとみましたよ!!」
ミカエルの言葉をきっかけに熾天使三人は、一斉に斬りかかってくる。
そして俺はエネルギーをチャージしている途中のハイパー・メガ・ランチャーを破棄する。
突然の行動に驚いた様子のミカエルたちをよそに、俺はビームライフルの照準をハイパー・メガ・ランチャーに合わせる。
現在ハイパー・メガ・ランチャーの中にはエネルギーが中途半端に溜まっている。
そんなところにビームが当たったらどうなるか。
ビームライフルから放たれたビームはハイパー・メガ・ランチャーに直撃し、辺りに激しい閃光がおこる。
斬りかかろうとしていた三人は閃光をモロにくらい、一時的に失明する。
そしてその隙に俺はZガンダムからある機体に換装する。
姿を現した機体はZガンダムに似ているがZガンダムよりも力強い印象を見たものに持たせる。
右手に持つライフルの砲身は二つに増え、背部のバックパックは既存のガンダムタイプのランドセルに似ているが、それらよりも遥かに大きい。
何より額にある大きな砲口がその機体の一番の特徴だろう。
MSの恐竜的進化の頂点に立つとされる超高火力・重モビルスーツ[MSZ−010 ZZガンダム]。
視界が
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