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ハイスクールD×D 蒼き凶鳥
原作前
第一章 大戦期
第十二話
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く体力ゲージをゼロにするとパワーアップする。曰くどこに隠れても見つかる。曰く「ゴメン、もういい」えー。とりあえず一番最近だとエクスカリバーを折った化け物だけど、あれって本当なの?」
「……だって折れたんだもん。しょうがないじゃん」
エクスカリバーを折ったと報告したときは司令部にいた全員から生暖かい目でみられた。
あのときほど世の理不尽さを呪ったことはない……。




そのまま互いに機密を喋ることもなく、かといってすることもなかったのでグダグダと駄弁りつづけていたら夜が明けた。
「ほれ」
そういいながら俺はペネムの腕を拘束していたロープを切る。
「本当にいいの? アタシを逃がしちゃって」
「無用な殺生はしたくないからな。それともこれから戦う?」
ほんの少しペネムは考えるそぶりをしたが……。
「……やめておくわ。勝てる気しないし、命は大切にしないとね」
そう言い残し立ち去ろうとする。
「なぁ、ペネム。また会えるといいな」
俺がそう言うとペネムは振り返り。
「戦場で会うことだけは勘弁したいわね」
と、半ば呆れたような顔でそう答えた。
「確かに、それは同感」
俺もこうして一時とはいえ、長い時間過ごした彼女とはできれば戦いたくはなかった。
それに、彼女とはなぜか長い付き合いになる、なぜかそんな気がした……。
こうして二人はそれぞれ樹海を後にする。








ちなみにこの二人の再開はそう遠くない未来に訪れる。

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