暁 〜小説投稿サイト〜
神葬世界×ゴスペル・デイ
第一物語・後半-日来独立編-
第二十六章 目指す場所へ《2》
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、アマテラス系加護には詳しくありません。美兎様、説明お願い出来ますか』
「はい、領土守護系加護・天域の説明ですね、ちょっと待っていてください。私も上位の加護はあまり詳しく無いんですよね」
「言い訳してないでさっさとやりなさいな、この死に損ない巫女め」
「それ言い過ぎですから。というか黙っていて下さい、お願いします」
 映画面を操作しながら、美兎は灯を黙るようお願いしながら素早く情報を集める。
 流れるように両の指を動かし、これだというものを選び、読み上げる。
「それでは説明に入りますね。領土守護系加護・天域は上位加護の一種です。上位の位置付けの理由としては、加護を提供しているアマテラスとの間に強い繋がりが無ければ発動出来ないからです。つまり私達はアマテラスとの間に強い繋がりがあったため、今まで発動出来なかった加護が発動したわけですね。
 効果はやはり上位の加護というだけあって協力ですね。一つは土地の守護です。今までも守護されていましたがそれが強化されるようですね。新たに追加された効果は、日来に必要以上の被害を与える者達を突き放す、と言ったところでしょうか。ですがこれはかなりの流魔を食いますので、使用するのはなるべく避けたいところですね」
「戦闘艦が距離を置き、離れているのはそれが原因だったのですわね」
「ええ、そのようですね。様子を見るに、効果はある程度持続するみたいです」
 頷き、続きを読む。
「もう一つは防御壁の多量化ですね。今までは枚数制限が掛けられていましたが、加護の名が天域なだけに天を多い尽くす程の防御壁を発動出来るようです。当たり前ですが流魔を消費するのでやたらめったら防御壁を大量に発動するのは良くないですけどね。
 そしてこれが私達が死なずに済んだ効果です。効果範囲内にいる者達を消滅から守る。効果範囲内とは日来のことです。しかし幾ら消滅から守ると言っても制限はあるようです」
「それは何なんです?」
 恋和が問う。
「効果対象は人だと認識出来る者に限るらしいんです。身体が半壊している者や、人としての感情を失っている者などは対象外らしいですね。
 更にはこの効果が受けられるのは今の時点で、日来にいる万象宗譜を信仰している者だけです」
「消滅から守ると言うことは、身体が傷付くことは防げないと言うことか」
 空子とリュウに抱き付かれているトオキダニが、身体をこちらに向けて言った。
「そうなりますね。先程私達は黒明の主砲により消滅すると認識されたので守られたようです。何故かこれは無料提供なんですよね、不思議です。以上説明終わります」
 映画面を右手を左にスライドすることで消し、下ろしていた視線を上げる。
 彼らの周りには主砲を受けた痕跡は無く、ただ何事もなかったようだった。
 奇跡と言うものはいつ何時起こるか分
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