暁 〜小説投稿サイト〜
なりたくないけどチートな勇者
14*よくある使えない人
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ずないべ。ムルスンって生き物の存在すら知らんかったのに。」

針金の先っちょにピンポン球を突き刺す。
そしてくっつける。
ちなみに刺すのとくっつけるのはキリとア○ンアルファで。

「じゃあどうやって……」

お気に入りのマイヘッドフォンの耳に付ける部分の上に貼っつけて完成。
自分は形から入るタイプなのです。

「ん〜?どうやってって……」

最後に、端子を…何だっけ……とりあえずウォークマン、パソコンにさして充電するあいつに取り付けてこれで完璧。
曲はもちろんメ○ト!初○ミクは自分の嫁さ!!

「これからやるさ。」

そういいながら、ヘッドフォンをして、耳の部分に手をそえる。

そして、

「熱くなんなってオッサン…。年寄りはもう寝る時間だぜク〜ックック…。自分の子守歌でも聴いて…イッちまいな…!」

「「「「ギャァァァァァ!!!!」」」」

叫びの合唱の後、門の近くには気絶した兵士達。
敵味方いりみだれて全員仲良く痙攣しながらおねんねしてます。
もちろん、門の上や後ろにも攻撃は行き届いております。

「な……何をやったのだ?ナルミ。」

「奴ら個人個人の最も嫌な周波音を直接全員の頭に発信してやった。」

「どうゆう事ですか?」

あー、発信とか周波音とかわかんないか。

「よするに、嫌な音を際限無く頭の中からずっと大音量で響き渡らせたの。」

「……恐ろしいな、これは。」

確かに、さすがク○ル曹長だ。
あんな嫌な奴にはなりたくないけど。

「…先生が味方で、本当によかったです。」

「本当だな、下手したら一人で国を落とせるな。」

「あ、これが“一騎当千”ですか!」

「おお!そうかこれが一騎当千か!」

おー、よく覚えてるねぇ、と、ちがうちがう。

「…で、どうする?このまま突っ込む?撤退する?」

「おぉ、そうだったな。……ナルミ、あそこにいた兵士は皆死んだのか?」

「いや、多分気絶。上に乗られたり壁から落ちたりして死んでるのも居るかも知れないが、基本気絶。」

「そうか、よし!!各隊毎に味方の回収と敵の殲滅をしてくれ!門は無理に壊さんでも良い、とゆうか壊すな!」

その号令とともに動き出す兵士達。
てか彼らの好奇の視線が痛い、やめてください本当に。

「……なんで門を壊さないの?」

その視線から逃げたいので、エリザに話しをかけてみる。
根本的解決にはなってないが。

「混乱が起きずらくなるからだ。司令塔がいきなりやられた上に閉まっていた門が急に開いた方が奴らとしては最初から開いている所になだれ込むよりもつらい所があるだろう?」

む、確かに。
司令塔がやられたとこに予想外の精神的打撃を与えるのがこの
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