TURN62 太平洋経済圏その十一
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の彼にハンナが言う。
「駄目よ。貴方は大統領だから」
「そうそう行くのは駄目か」
「戦場に行く時以外は基本的にワシントンにいてもらわないと」
「駄目か」
「ええ、出来るだけいてね」
「わかった、じゃあここはどうする」
「僕が行こう」
アメリカが名乗り出た。
「それでドロシーを見つけだして探すぞ」
「祖国さんが行ってくれるか」
「カナダもいるしすぐに見付かる筈だ」
カナダにいるのなら彼なら何処でもすぐに見つけられるからだ。
「何人か連れて行って来る」
「わかった。じゃあ頼むな」
「吉報を待っていてくれ」
アメリカは陽気に笑ってダグラスに応える。そうしてだった。
彼は仲間達と共にドロシーを見つけに行くことになった。彼女の運命もまた再び動き出そうとしていたのである。
TURN62 完
2012・10・16
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