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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
九話 異世界へお出かけ!
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格ですから」
「うん。私達も、気を引き締めなきゃね。なのは」
「もっちろん!」
そんな風に会話をして、いよいよ、一行は出発となった。


「……おい」
「え!?何!?お兄ちゃん!?」
「……格好」
「え?あっ!?そだ、着変えなきゃ!クリス、手伝って!」
[ピッ!]

────

高町家から、フェイトの運転する車で、リオとコロナの家を経由しつつ(クラナ達は初めからライノの家で着替えてから来ていた)ミッドチルダの首都次元港に向かう。ちなみに現在人数が九人居る為少し八人乗りの車の中が狭い。
三列あるシートの内、一列に四人乗る事になる訳だが、まぁその場合は必然的に……

「っはは!美少女四人詰め。こりゃ眼福だねぇ」
[馬鹿丸出しですね、マスター]
「ぐっ……」
「ごめんね、少しせまくなっちゃって」
「「「「大丈夫です!」」」」
チビッ子三人と、アインハルトが最高尾の座席に四人でぎゅうぎゅう詰めになっていた。まぁ狭いは狭いが、ワンボックスであるうえに四人とも小柄な為其処まできつくは無いようだ。
窓側の席に座ったヴィヴィオは、これからゆく旅行に思いをはせる。
前にも行った旅行、けれど、今回の旅行は初めてが一杯だ。

自らのデバイスである、クリスとの遠出は初めてだし、リオも合宿参加は初。それに……

『アインハルトさんが一緒だし』
そして、何より……

『お兄ちゃん……』
ずっと共に行きたかった、けれど、行けなかった人が、今回は自分の前に座っている。
きっと、素晴しい旅行になる。そんな予感に、彼女は胸を高鳴らせ、そんな期待を吐き出すように、隣にいたアインハルトに言った。

「アインハルトさん、四日間、よろしくお願いしますね」
コクリと頷いて、彼女は返す。

「はい。軽い手合わせの機械などあればお願い出来ればと」
「はいっ!こちらこそ是非!」

これから四日間の、素晴しく、そして波乱に満ちたイベントが、今、始まろうとしていた。

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