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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
九話 異世界へお出かけ!
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、激化する事になる。その犠牲者……もとい、対象となる人物にも物語が有るのだが、まぁそちらについては時がたつのを待つ事にしよう。

さて、そんななのはのスキンシップにどぎまぎしているアインハルトに助け船を出したのは、傍らでその様子を見ていたヴィヴィオだった。

「ちょ、ママ!アインハルトさん物静かな方だから!」
「えー?」
娘に止められ、少し残念そうになのははアインハルトから離れた。
と、その時不意に、アインハルトの耳に聞いた事のある声が響く。

「おー?なんか人増えて、あ、ノーヴェさん、どうもッス!」
「おう、ライノ。お前もちゃんと来れたか」
「はは。いやぁ、マジでアイツが行く気になってくれるか分かんなかったんであれですけど、ラッキーっつーか、アイツの変化に感謝ですよマジで」
「確かにな……しかしお前も居るとなると……今回は結構ハードな模擬戦になるかもな」
「期待してくれて良いっすよ」
笑いながら話す二人の声にアインハルトが振り向くと、其処に見覚えのある短い金髪の男が立っていた。

「お?おー!アインハルトじゃねぇか!こないだぶり〜」
ニッ、と笑ってそう言った青年の顔を、アインハルトは確かに知っていた。

「ドルクさん!?」
驚いたように目を見開くアインハルトに、ライノは笑いながら歩み寄る。

「っはは。やっぱそんなに時間置かないで会えたな。テストどうだった?」
「あ、はい。滞りなく……」
「え?アインハルトさんとドルク先輩、お知合いなんですか?」
少し戸惑ったようなアインハルトの言葉に続くように、リオが尋ねる。ライノは肩をすくめて返した。

「ん?あぁ、まぁな。強いて言うなら道端で体が衝突した程度の関係」
「そ、その節は大変申し訳ありませんでした……」
「いえいえ、こちらこそ」
慌てて頭を下げたアインハルトに、ライノは笑いながら返すように頭を下げた。ライノが顔を上げ、と丁度その時、上から足音がして、クラナが降りて来た。

「……ノーヴェさん『あ、こんにちは、よろしくお願いしますね』」
「おう」
クラナの簡潔な(実は少し長い)挨拶に、ノーヴェは五指をそろえた手をピッと掲げて答える。と、クラナがアインハルトに気が付いた。

「……アインハルト」
「あ、く、クラナさん、今回、私も同行させていただく事になりました。よろしくお願いします」
少し焦り気味ながらも頭を下げたアインハルトに、クラナはコクリと頷いて返す。
と、そんな子供たちの様子を見て、なのはは微笑みながら並んでいたフェイトとノーヴェに話しかけた。

「今回も、にぎやかになりそうだね」
「うん♪」
「賑やかなだけじゃなく、ハードになりますよ。さっきライノと話してましたけど……アインハルトや、男子二人の強さは正直チビ達とは別
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