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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
九話 異世界へお出かけ!
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「あ!お帰りお兄ちゃん!」
「お帰り。クラナ」
「クラナお帰り」
「「お邪魔してます!」」
かなり小さい声量で言ったにも関わらず、一気に五人から元気のよい挨拶が帰って来てクラナは若干身を引く。と、後ろから更に元気な声が響いた。

「おっ邪魔しま〜す!!」
「あ、いらっしゃい。ライノ君」
「久しぶり」
勢いよくリビングの入り口に出て来たライノを、なのはとフェイトはにこやかに迎える。快活に笑いながら、ライノは答えた。

「いやあ、なのはさんもフェイトさんも、っとにご無沙汰してます!また一段とお綺麗になられて!」
「にゃははは。ライノ君相変わらずだね」
「うん、お世辞でも嬉しいかな」
「(いや、世辞じゃ無いっすけどね)」
なのは達の軽めの返しに、内心苦笑しつつ突っ込みつつしたライノの目に、不意に、突然出て来たハイテンション高等部に付いていけずにポカーンとしている。初等部三名が目に入る。

「おっ!お前さん達は、ヴィヴィオと……そのお友達の……えーと、リオちゃんと、コロナちゃんで有ってたかい?」
聞いたライノに、ヴィヴィオ達三人は驚いたように返す。

「え!?あ、はいっ!」
「え、えっと。コロナ・ティミルです!」
「リオ・ウェズリーです!」
「「「はじめまして!」」」
わたわたしながらも揃って頭を下げたちびっ子達に、ライノは苦笑しつつ返す。

「おー元気良いね。俺はライノスティード・ドルク。好きに呼んでくれて構わんよ。今回、クラナ繋がりでこの合宿に参加するので、どうぞ宜しく」
「はいっ!」
「宜しくお願いします!」
ライノの言葉に、リオとコロナは元気よく返事を返す。と、少し考え込むような表情を見せたヴィヴィオが、不意に訪ねた。

「あ、あの、ドルク先輩」
「ん?」
「間違ってたらすみません、その、先輩に私、どこかで一度お会いした事が有るような気がするんですけど……」
「おっ」
ヴィヴィオの言葉に、ライノは嬉しそうに微笑むと、返した。

「覚えてて貰えたとは光栄。確かに、前に俺はヴィヴィオと会ったこと有るよ」
「え、そうなんですか?」
ライノの言葉に訪ねたのはリオだ。どちらかと言うとその顔は、ライノの話と言うよりはヴィヴィオの昔話に興味がある。と告げている。

「あぁ。四年前……ヴィヴィオがちゃんと物心付くより前の話だから、よく覚えて無いのは無理無いけど」
「へぇ〜……はい先輩!昔のヴィヴィオって、どんな子だったんですか!?」
「り、リオ!?」
興味津々と言った様子で聞いてきたリオに、ヴィヴィオが慌てる。誰しも、自分の過去を掘り下げされると言うのは恥ずかしい物だ。

「あ、それは私も興味あるかも……」
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