暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜過去を捨て今を生きる者〜
原作前に小学校に入ろう
一瞬にして化けの皮が剥がれたか。
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ミアのおにーちゃんだからなのだ!>

俺は悟った。
こいつは何を言っても聞かない、と。

<ヒリュー、さっきのは条件反射、というやつです。無意識に私の体が拒否反応を示した結果です>

・・・そうか。もうなにも言うまい。

<ついでにヒリュー、早くしないと運動の時間がなくなってしまいますよ?>
「あれ、もうそんな?美愛、今日から俺、走り込みするんだけど、どうする?」
「おにぃだけどうぞ」
「予想通りの答えをアリガトウ。じゃあ、このまま行くから、母さんによろしく」
「へーい。いてら」

そう言って俺は家を出ていった。

「・・・あれ?俺?」


「さて、どこまで走ろっかな〜」
<決めてなかったんですか、ヒリュー>

ヤミよ、そんな蔑んだ目・・・はなかった。蔑んだ声をださないでくれ。
俺のココロは砂のようにもろいから。

<きっとヒリューのココロはステンレスで出来ていると思います>

確かステンレスって錆びにくいんだよね。ちょっと嬉しい。

「ま、今日は適当に走って様子見としますか。ヤミ、今何時?」
<現在の時刻は五時三十七分二十五,六七八・・・>
「詳しすぎる!何時何分で!」
<了解です。では改めて。現時刻は五時三十七分です>
「ありがと、ヤミ」

でもまあ、あとで加減を覚えてもらうかね。


あれから三十分以上は経ち、俺は海鳴りをでて隣町まで行き、折り返して海鳴りの公園にいた。

「あれ、恭也さんと美由希さん?」

数分程度休憩したから帰ろうと考えていたとき、二人を見つけた。

「お、陽龍か。昨日ぶりだな」
「陽龍くん、そのリボン似合ってるよー♪」
「その言葉は嬉しくないです、美由希さん」

この人の脳みそはカレーの如くドロッ泥に違いない。

「まあ、美由希のコレは病気だと思ってくれ。っと、そういえば陽龍、こんな時間にどうしたんだ?」
「今日から軽い運動をはじめることにしたんですよ。
で、試しに隣町まで走り込みに」
「それは軽いのか・・・?」
「普通じゃないんですか?」
「・・・・・・」

え、なにそのうん、わかってる。わかってるよ?わかってるけど・・・ねえ?みたいな顔は!

「妙に具体的だね、陽龍くん・・・その通りだけど」

当たってた!わーい。

「幼稚!」

む、これでも俺は小学一年生で、なのはと同い年ですよ?これが普通。

「あー、確かにな。
それはそれと陽龍、一人称を俺に変えたんだな」
「え、ああ、はい。昨日の夜、友達と話してたんですよ。自分だけじゃ不公平だからって」
<ヒリュー、私はそんなことを言った覚えはありません。顔の捏造はやめてください>

ちょっ、なんで今しゃべるの!?

「今なにか聞こえなか
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