(寄り道)青い竜と青い髪
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ナルミでいいよ、まあ、先ず言えることはこっちの世界では月は1つしかない」
「え……」
「そして、魔法使いや竜等の伝説級の動物はいない世界だ。」
シルフィードは少し笑いながら
「そんな世界は無いのね、きゅいきゅい 」
ナルミは、上着のポケットからフウに作って貰った、携帯電話を起動してシルフィードに見せた。
「何なのね?凄いきれいなのね?きゅいきゅい」
ルイズに見せた時も同じような反応をしていた。
「これを見たことはあるか?」
シルフィードは首を横に振った。
そして、ここに来た経緯を言おうとしたら、屋上から、誰かが入って来た。二人はそれを見て、別々の事をした。ナルミは、誰なんだ?っと思い、シルフィードはガタガタ震え始めた。
入って来たのはタバサだった。
「お、お姉さまこれには訳があるのね。きゅいきゅい」
「お喋り厳禁……」
シルフィードは、ハッと気付いて黙りこんだ。
ナルミは、それを見て大体分かったのか二人の間に入って
「そこまでにしてくれないか?」
「だr………あなたに関係無い」
タバサもあの召喚を見ていたので、すぐにルイズの使い魔だと分かったらしい。
「いや、俺がシルフィを見付けなかったら怒られなかったはずだ。」
ナルミは深く頭を下げながら弁明した。
「……分かった、今回だけ」
シルフィードはホッと息を吐くとナルミに向かって
「ありがとうなのね」
そう言うとタバサは戻ろうとすると
「すまないがルイズの部屋を教えてくれないか?」
タバサに道筋を教えてもらい。たどり着いた時にはルイズはすでに、寝ていた。
ナルミも、壁に寄りかかりながら眠りに入った。
タバサは少しナルミに興味を持ったようで、シルフィードが見たと言う携帯の事を聞いた。
そして、本を読みながらタバサはあることを、考えた。
もしかしたら、母の呪いを直せるかも知れない
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