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『言霊使いと幻想郷』
第十五話
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小さい少女の声がしたがこれは……殺気ッ!?

ドシュッ!!

「……ガハッ!!」

 少女は一瞬で巨大な炎を放つ枝状の剣を出して(恐らくスペルカード)俺の左脇腹を貫かせた。

「禁忌『レーヴァテイン』」

「誠ッ!!」

 くぅ〜これは痛いな……。

「へぇ〜凄いね」

「……ふん、にこやかに話すなよ」

 口から血の味がしてきたな。

「誠兄ッ!!」

「私の相手……してくれる?」

 ……それは困ったな。

ドクンッ!!

 ……何だ? 何かが俺の中から……。

ドクンッ!!

 そして俺は深い闇の中に呑まれた。







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