原作前に小学校に入ろう
新しい玩具(おもちゃ)を手に入れた子供のようだった。
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う食べ終わったみたいだし、デバイスの設定をするわよー」
「はーい、すぐいくー」
そう言って僕は母さんのいるところへ走っていった。
「それじゃあ、これからデバイスの使い方を説明するわね。まずはその長ったらしい名前じゃ面倒だから、愛称を決めてあげてね」
ふむ、愛称か・・・。
「ヤミで」
「ヒカリでー」
理由は簡単。ダークセリュード→ダーク→闇→ヤミ。
たぶん美愛も同じだろうね。
「それじゃあ次に、自分を守る為の防護服、バリアジャケットに変えてもらうわ。二人とも、セットアップって言って」
「ん、了解。ヤミ、セットアップ」
「ヒカリ、セーットアーップ!」
僕たちがそう言うと、司会が真っ白になった。
「二人とも、自分の身体を守る為の服と、魔法を制御する為の杖をイメージして」
イメージ、イメージ・・・ちまちま考えるのも大変だし、ダークだから黒を中心とした服でいっか。それと杖・・・魔法使いだし、水晶は大切だよねっ。ってことで漆黒の水晶に、それを支えるしといてつ・・・。
「こんなかんじかな」
そう呟き、僕はイメージをするために閉じていた目を開けた。
その時に僕が纏っていたのは、さっきイメージしたものと同じものだった。
「私も終了♪」
そう言った美愛の姿は、純白の膝が隠れる位まであるタンクトップのワンピースと、水色の水晶のある黄色い杖。
ざっというと、天使に武器持たせたみたいな?
「あら、二人とも優秀ねぇ。これなら空も飛べるかしら?二人とも、空を飛んでみてくれる?あ、できなかったらそれでいいわよ」
む、そう言われると絶対にやってみたくなるな。
「むー・・・翔べ!」
僕がそう言うと、背中に失格の翼が生え、自由に動かすことができた。
「あ、おにぃのそれもーらいっ」
美愛が言うと同時に、今度は美愛の背中に少し水色の混じった白い翼が生えた。
「本当に優秀ねぇ〜。さて、次ハ最後に念話を覚えてもらうわ。陽龍、頭の中で美愛に話しかけてみて」
頭の中で・・・?
『こうかっ!』
「うわっ、なに!?」
なんか美愛が驚いてた。
「これは魔力を使って、どんなに離れたところでも相手と会話をする方法の一つよ。念話には便利なところがあって、念話で会話をしながらも、普通に友達と会話もできるのよ。それに、口に出して話すよりだいぶ早いの」
超便利。電話いらずだね。
「私もやる!むむむぅ・・・こうか!」
『こうか!』
わかりにく。同じ言葉、わかりにくい!
でもきこえた!すげー!
「さて、ここまでで質問は?』
「んー、母さんと父さんにも念話って通じるの?」
「もちろんよ。私たちは会話はできないけど、お仕事に使う調整用の
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