原作前に小学校に入ろう
新しい玩具(おもちゃ)を手に入れた子供のようだった。
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箱を二つ持ってくる。
「陽龍にはこっち、美愛にはこっちのね」
「いやっほぉー!」
美愛はそう叫びながらビリビリと包装紙を破る。
まるで獣のようだ。
ついでに僕は几帳面なので、しっかりとセロハンをはがしている。
そして箱から出てきたものは・・・。
「ネックレス・・・?」
僕のはダイヤ型の黒いネックレス、美愛のは真っ白なダイヤ型のネックレスだった。
「んー、ちょっと違うわね。まずは陽龍、これからいうことを繰り返してね。
光の中にも闇はある」
「光の中にも闇はある」
「その闇は永遠に消えない命の火種」
「その闇は永遠に消えない命の火種」
「起動しろ」
「起動しろ」
「ダークセリュード!」
<イエス、マイマスター>
そう言ってネックレスの真ん中のあたりが光った。
「うぇ!?」
喋った!無機物喋った!
「やっぱり驚いた?」
母さんはそう言って不敵に笑う。
「母さん、これって・・・?」
「これはデバイスっていう、異世界の魔導師・・・簡単に言っちゃうと、魔法使いが使う武器なのよ」
「え、魔法って存在してたの?ってか、なんで母さんはそんなの持ってるの」
「お母さんが異世界で生まれた異世界人で、今はデバイスを作るお仕事を唯彦さんとしているからよ」
まさかの母さん異世界人。
僕と美愛は地球人と異世界人のハーフ?
「反応がちょっとずれてるわねぇ。で、お母さんたちは異世界、ミッドチルダで二人に渡すためのデバイスを作るために日夜家を離れていたのよ」
「そうだったんだ・・・」
なんか感動。
「ってゆーかおかーさん、私もやるー!」
「あらあら。じゃあ美愛も同じことを言ってね。
闇の中にも光はある」
「闇の中にも光はある」
「その光は永遠に続く命の火種」
「その光は永遠に続く命の火種」
「起動しろ」
「起動しろ」
「ライトセリュード!」
<イエス、マイマスター>
そして僕の時と同じようにデバイスがしゃべり、淡く光る。
「やったー!ねえねえおかーさん!これ、魔法を使うためのものなんでしょう?どうやるの!」
美愛の喜び方はまるで、新しい玩具を手に入れた子供のようだった。
「まったく、教えてあげるから、先に御飯を食べちゃいなさい」
「はーい♪」
って、そういえば何かを忘れてるような・・・あ。
「そういえば父さん、あのちびドラゴンはどうしたの?」
「ん?ああ、あのドラゴンは今、ミッドにある自然区域で遊んでると思うぞ」
あ、保護したんだね。
「ありがと。あとは時に用はないから御飯をどんぞ」
「最近みんなして父さんを適当に流してないか?
きっと気のせいなんだよ。
「じゃあ陽龍、美愛。も
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