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国連宇宙軍奮闘記
撤退作戦
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く。
「だめだ、今はもう防げない、我々には遊星爆弾を防ぐ力は無い。」
 沖田提督がボソッと言った声が艦橋内に響く。
「もう間もなく大気圏です。」
 静まり返った艦橋で航海士が報告した。
「減速開始します。」
 操舵士が艦を操る。

「いつ見ても嫌な光景だな。」
 乗組員の一人が呟いた。
(この醜い惑星が、我々の母なる地球の姿だとはな。)
(かつてガガーリンは『地球は青かった』と言った、その美しい地球が・・・。)
(見ておれ悪魔め、儂は命ある限り戦うぞ、決して絶望しない、最後の一人になっても儂は絶望しない。)
 沖田艦長は赤くなった地球を見て決意を新たにした。

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